めだかボックス俺は黒神めだかの弟 2nd (ページ32)

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第三十二話　掃除の意味ページ32

最期の審判「あぁ。この世界を血みどろにする。それ以外に何がある。俺は…この世界が気に食わない。だから、お前という肉体から生気を吸い、世界を意のままにするのさ。お前とは気が合うと思っていたんだが…残念だ」
鯱「そうか…だったら、この体から出ていけ!」
最期の審判「言われなくてもそうするつもりさ。もう堕天は終わったからな」
鯱「がっ…ああぁぁっ…」
鯱の体から３対の黒い翼を生やした雄々しき天使が現れた。
安心院「あれが…最期の審判…」
鯱「随分とかっこいい姿だな」
最期の審判「言ってろ。これは…憎悪を模した姿だ」
鯱「それが憎悪というものか。なんでそんなにかっこいいんだかな。俺の生気の６０％も持っていきやがって…そんなにまでこの世界の支配者となりたいか」
最期の審判「あぁ」
鯱「まぁいい。こいつは俺が潰す…俺は、コイツを倒さなくちゃいけないんだ。主人に逆らったことを、後悔させてやらないとな」
―――ポン
めだか「一人でなんでも背負い込むな。私たちがいるだろう」
安心院「ちょっとは、親を頼ってもらいたいものだねぇ」
鯱「ありがとう…でもまず…」
一呼吸おいて
最期の審判「服を着やがれ!!!!!!!!」
めだか「そういえば…そうだった」
鯱「でもな…この磨かれた肉体を晒さずにはいられないしな」
安心院・めだか「それもそうだな/だね」
最期の審判「いや、こっちが困るんだよ…せめて下半身はズボンをはいてもらいたい」
鯱「やだ。裸で死ぬなら本望だ」
最期の審判「なぁっ…ちくしょお。仕方ないな」
鯱「というより、お前も裸だろ。ちっとは気付けよ」
最期の審判「そうだな。でも、天井に穴開けるだろうから、服は着たほうがいい」
鯱「だったら、ご婦人どもには撤退してもらおうかな」
めだか「なんだと…」
鯱「姉ちゃん。必ず帰ってくるから…待っていてね」