寂しかった叫びたかった ページ7
.
勝った……
勝ったんだ……
「やったぁーーーーっ!!」
改めて自身の勝利を確認すると自然に歓喜が溢れた
今まで以上に無い、弾ける様な喜び
マシンから降り僕は飛ばされた昔の僕の所へ行く
行ってみると彼女は座り込み俯いて
体を震わせていた
表情は見えないがきっと絶望仕切ってると思う
.
.
.
.
過A「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…!!!!!!
やだ…消えたくない……独りは……!!」
ブツブツと呟きながら
昔の僕は怯えていた
さっきまでの狂った威勢が嘘の様だ
…消えたくない、存在し続けたい
"孤独"は嫌だと…忘れられるのは嫌だと
そう訴えてる様で……
.
.
「大丈夫、忘れたりなんかしないよ」
過A「!!」
昔の僕に近付いて側まで来た
そう言うと、彼女は驚いた顔をして
僕を見つめてくる
「僕は忘れない、昔の僕を絶対に忘れないよ
だって君は僕だ。
寂しかったんだよね…僕に体を渡して欲しかったのは
自分の存在を証明したかったんだろ?
"此所に居る"って叫びたかったんじゃないかな?」
友達は居なかった
孤独が辛かった
いつか…このまま自分は
消えてっちゃうんじゃないか何て思った事がある
目の前の彼女はその時の僕がそのまま成長した姿
ならそう思ってても可笑しくはない
だから…
.
.
_ギュウ……
.
その寂しさを癒す様に、慰める様に
僕は抱き締めた
「君はちゃんと此所に居る、独りじゃ無い…
大丈夫…僕が居るさ」
過A「!…ぁ…っぅ…………うわあぁぁぁぁ…!!」
昔の僕は泣いた
涙をいっぱいに流し、子供みたいに
そして僕はただ黙る、抱き締めながら
.
.
.
_ポウ…
「!体が…」
昔の僕の体が光の粒へと変わって行った
まるで幽霊が未練を達成し成仏するが如く
.
過A「……有難う…私…じゃあね(ニコッ」
涙を目の端に残した昔の僕は離れ、立つ
その目には優しさがあった
彼女は微笑む、もう悔いは無いと言う様に
.
「…うん、またね(ニコッ」
僕も…笑顔で返す
すると昔の僕は光に包まれて霧散した
跡形も無く、消えて だ。
.
.
「消えちゃった…
終わったんだ、僕」
幸村も終わったのかな?
皆の所…帰ろう
.
11人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» そーそー、ミトラが愛用してるやつ。バトルで助かってるよ、結構。シンボル分相手スピリットをデッキの下 (2017年1月7日 19時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - 黒神白堊さん» わぁお(;・・)アヴリエルって確かダブドラ小説でミトラちゃんが使ってる奴だよね? (2017年1月7日 19時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» 因みにLv3に必要なコアは8つだよ〜、だからLv2までしか上がらないかも。この一色ずつブレイヴはアルティメット・アヴリエル参考。 (2017年1月7日 18時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - 黒神白堊さん» テザイア…最早チートやないかいΣヾ(>ω<=)コストが結構ネックになってるけど…(^^; (2017年1月7日 18時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» 待てないんかいw!Σヽ(゚∀゚ )大丈夫wwww今書いてるからwww (2017年1月7日 17時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年3月28日 16時