三次元で全国一位の少女が二次元にトリップしました【バトスピ】part3

どんな未来を望もうか ページ41

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｢んー、風が気持ちいな〜♪｣





此所は病院の屋上
心地好い風が吹き、その度に僕の髪は靡いていく



明日は準決勝発表日
明後日は幸村対謙信のバトル
その次の日は大六天魔王対利家､そして決勝

もうすぐこの物語は終わりを迎える
それまでに僕は昔の僕と決着を着けなければならない









｢僕らしい…方法…か
以外に簡単な方法なんだね…｣




クスクス、だなんて柄に合わないけど
そんな笑みが溢れる

昔の僕を一番理解してるのはこの僕だ
あの頃がどんなに黒かったか…そしてどんなものを
求めていたのか







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＿ガチャ









屋上のドアが開いた
振り返ってみると其所に居たのは…





｢幸村?｣


幸｢こんな所に居たのか?
　一緒に旅館に帰ろうぜ｣









この様子だともう佐助や葵木達は帰ったのだろうか?
あの葵木が珍しいなぁ、なんて思いつつ僕は頷いた


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


｢大会が終わったらどうなるんだろうね…僕達｣

幸｢え?｣




日は傾き、時は夕暮れ
河川敷を二人きりで歩いていた僕は
ふと思っていた事を呟いた

アニメの話数を数えれば
終わりが近付いているのは確かだ



その後の話なんて僕には皆目検討がつかない









｢ずっと皆と一緒に居られる訳じゃ無いしさ…
いつかは皆と離れる時が来るし…各々の未来があるからね｣



何と言うか…まぁ正直な事を言うと寂しいんだ
現実は足早に駆け抜ける物
今の状況も時が経てば思い出となるんだろう

馬鹿みたいに笑いながら だ








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幸｢未来…か…オレも解らない
　けど、オレが望んでるのは大六天魔王を倒して
　…"大切な人"と一緒に居る未来だ｣

｢!!｣






『烈火幸村の気持ち､そろそろ気付けよ
　この……鈍感女!』


同時に遥の言葉を思い出す
思い出したせいか急に恥ずかしくなってしまった

ポーカーフェイスなんて無意味な程に









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｢/////;;｣


幸｢A…?どうしたんだ?｣


｢なっ!何でも無いよ!!
幸村にも春が来たんだなぁーって思っただけさ!｣






良かった、夕日のお陰で顔が赤くなっても
バレて無かったんだ

あーでも､心臓の音は止まって無いや…
五月蝿いくらい響いてる




もしかして…僕も幸村の事好きなのかな…?







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なら…さ…








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僕も幸村と一緒に居る未来を
望んでも良いかな…?


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まさかのビックリさ!?→←＿誇れ＿(葵木side)

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