三次元で全国一位の少女が二次元にトリップしました【バトスピ】part2

それは知る事の無い ページ49

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ダンッ!と勢いの良い足音が聴こえ
振り返ると其所にはトレーナーのフードを深く被った
黒の学ランを着た高校生が居た

トレーナーにはフードの接合部に
幸村が着けてる銭紋と同じ物が付いている







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幸村のファンなのかな?
なんて思っていると麻乃が前へと急ぐ様に出て






麻｢遥さん!｣


｢?麻乃ちゃんの知り合い?｣


麻｢私のお友達です!｣






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麻乃は嬉しそうに笑うと
遥のもとへ駆けて行く

まるで兄妹の様にも見えるが遥と言う青年の
フードから隠しきれない髪の毛が否定を示していた





彼の髪の色は僕と同じ様に紺ががった黒
麻乃はクリーム色の髪の毛なのだ
つまりは100%他人である



友達…と言うかロリコン…変質者!?
怪しいよ!?本当に怪しい!←









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｢ねぇフードの御兄さん
君､ロリコンとかじゃ無いよね?｣


遥｢!?違うからな!?俺は彼女居ない歴=人生だからって
　俺はロリコンとか哀しい道に進まねぇよ!｣






必死に否定してるけど
彼女居ない歴=人生は流石に僕が哀れむよ←








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麻｢？遥さん、"ロリコン"って何ですか?｣

遥｢麻乃、お前は知らなくて良い
　一生知らなくて良いから!!｣←






｢俺のアイディンティティがー!｣と
意味の解らない事を言ってる遥をよそに
麻乃は終盤に差し掛かったバトルを観戦していた


見れば、佐助が『サジッタフレイム』で
合体スピリット以外を焼き払った処だ







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｢後は『センゴク・グレンドラゴン』で
合体スピリットを破壊すれば佐助の勝ちか…
成長したなぁ〜♪佐助も｣



先を知っていたとしても
やはりこう言うのには感じる物がある

あの負け続きの少年が良く成長したものだ









遥｢成長処か…有名になるからな､あの人｣


｢え?今何て…｣







耳を疑う様な言葉を聞いた気がする
それは僕も葵木知らない…否、誰も知る事の無い
全てが終わってからの未来……








麻｢あ！遥さん、もう行きましょう!
　零雄さん待たせてるんですよね?｣

遥｢あぁ、もう行くか｣

｢ちょっと待って!
遥!今のは何なのさ!｣



背を向け去ろうとする二人に咄嗟に呼び止めた
それに遥は何かを懐かしむ様な顔で









遥｢教える訳無いだろ
　じゃーな、不敗の女王｣



片手をフラフラと振りながら
遥と麻乃は僕の前から消えてしまった




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オマケ＿不足して死にそうで＿→←冷や汗をかきたくなるもので(noside)

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