救世記＿battlespiritsrevival＿【12の煌めき】 (ページ7)

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力についてページ7

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(セキトの奴、マジで大丈夫なのか…?)

町に着いたと思えばセキトはこの町の
小高い所に立つ邸へと一人で行ってしまった

｢彼処に勇者がいっから迎えに行くんだよ｣と言っていたが
どう見たってその勇者はこの町の元締めみたいな奴なんじゃ無いだろうか

ウルズは食料の調達に行っており
自分達は堕天使についての情報収集の為
町を回って見ているがどうもその線が高い

あの小高い邸以上の建物が見付からないのだ
町の作りは中世ヨーロッパで見られた中世都市の様で
公共の場として開けた場所がある

昔にタイムスリップした様な感じだなと思いつつ
ふと、気になった事を二人に問い掛けた

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｢なぁ、何でお前らは翼みたいなのが生えてなかったんだ？｣

路地裏で堕天使コガビエルを倒した時
自分の背には片翼だけだが翼があった

その時はあまり気にはかけなかったが
あの分なら零雄と麻乃にだって翼があるんじゃないだろうか
同じ天使の力を持つのだ、あったっておかしくない

麻｢その…私と零雄さんには遥さんの様に
　天使の力を半分も出せて無いんです……お恥ずかしながら…｣

零｢武器を出すだけで精一杯なんよ
　逆にはるやんが何で技出せるのか不思議なくらいや
　一体はるやんは天使に何しはったん?｣

｢え、力貸せって言っただけだぞ?｣

それ以外に何もやってない

そりゃまぁ百合は即座に砕いてやったが
他に天使を使役しようみたいな事はしていない

しかし、それを聞いて零雄と麻乃が
鳩が豆鉄砲を食らった様な顔をした
と言うよりは信じられないと言う様な顔である

(え？え？何か俺変な事言ったか？
やった事そのまま言っただけなんですけど!?)

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零｢………ハー…はるやんらしい言うたららしいんやけど｣

麻｢よくガブリエルさんが承諾しましたね……｣

片方には盛大にため息をつかれ
もう片方には何も言えないと言わんばかりの顔をされ
何だかもう理不尽な気持ちになった

すると、

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町の人｢出たぞー！盗賊だ!!!｣

｢!?盗賊…?｣

何処かの誰かが放った声に引き寄せられる様に
次第に幾人かの足音が聞こえてきた
それは此方に近付いていると解る

一体何が起きてるんだ？そう思った時建物の屋根から女の子が＿＿

女の子!?

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