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あれ?俺とセキトだけ?解ってんの ページ39

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フ「Mr.遥…?それは一体…」


ス「はあ⁉ちょっと待て遥、あんたコイツの事助ける気かい⁉あたしのカードはどうすんのさ!」


シ「ス、スカイちゃん、遥君も何か考えgス「あんたは黙ってな!」ヒッ!ご、ごめん!」




スカイが憤怒するのも無理はない(シレンについては本当に御愁傷様としか言えないが)。既に自分はスカイの事情に巻き込まれてやると約束していた。先約をしていたのだ。

それなのにポッと出のマジシャンと「もう一人」の事情にも干渉しようとしている。義賊の少女からすれば自分との約束を放り捨てられたと思うだろう。だが俺はそうは思ってない、どちらかと言えば____





「どっちも巻き込まれるよ。いや、多分さこれ…結局"行き着く所は一緒"なんじゃねぇか?」


ウ「一緒?スカイ様とフーティア様の問題が…?どう言う事ですか?」


セ「あー⁉解った!そう言う事か!スゲーな遥!滅茶苦茶頭良いじゃん!」


シ「ぼ、僕達が解らない会話しないでよセキト⁉」






どうやらこの事に解ったのは俺とセキトだけだったようだ。他のメンバーは頭の上にクエスチョンマークを浮かばせている

双方の事情の行き着く所が何故最終的に一緒になるのか…折角だ、もう一度スカイの事情を振り返るのも良いかもしれない






「スカイのカードがアルタナ帝国の奴等に取られたのは覚えているよな?」


シ「う、うん。ここの国の姫様の16歳の誕生日に献上する貢ぎ物にされちゃったんだよね…」


「そう、だから俺達はこの国の人間からスカイのカードを取り戻す必要がある。…つまり用があるのはヴァニタスの"王族"。しかも今この国の玉座に座るヘイヤ朝の姫だ」






今更ながらかなり突拍子も無いなと思った

だって冷静に考えれば自分達は国のトップと言う絶対的権力者に楯突こうとしているのだ。俺達の世界で言えばIBSAに歯向かうのと同義である。しかし……あの街の歪んだ惨状を見て黙っていられる程俺は愚者じゃなかった。あれは、どうにかしなければならない事だ



と、ここまで来て問題が現れる


難しい事じゃない
シンプルに簡単で且つ直面すると「さあどうしようか」と悩まざるおえない問題だ






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____国のトップに会わなきゃいけないけど…たかが下級市民の俺達がどうやって王様と会えばいいんだろうね?






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「そこでフーティア"達"の目的が俺達と重なるんだ」


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同じ場所に辿り着くのなら→←回りくどいんだよ



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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2017年6月15日 20時

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