性なのだから(シレンside) ページ11
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「フラッシュ『デスハザード』!」
男1「サザンクロスドラゴンが……!チッ、『ムーンボウ・ドラグーン』でアタックだ!」
バトルが経過し数ターン、お互いライフは二つ
相手は『レイニードル』『ムーンボウ・ドラグーン』2体
対し此方は『クルセイダードラゴン』
『戊の四騎龍ブルーライダー』にネクサス『竜骸山脈』
相手の男は赤デッキの様で火力と言うよりは数で勝負を仕掛けるスタイルらしい。数押しなのは兎も角ではあるが赤と言うBP破壊の効果を何故活用しないのかと些か突っ込みたいところがいくつか。
速攻ってやつなのかな…?何て事を思いつつ
アタックして来た『ムーンボウ・ドラグーン』を
クルセイダーでブロックする
勿論BP的にはコアを5つも乗せていない
ドラグーンの方が負けるので無惨に破壊された
(ブルーライダーは疲労してる…あっちはレベル1でも回復状態が二体も居るし…)
ブロッカーは0、ライフは二つ
更に言えば敵には元気百倍のスピリットが二体
差し引きしたって二体のアタックを受ければ
僕のライフは有無を言わさず0
つまり負け。流石に馬鹿でも解る事だ
男はそれを見越して
なんとも厭らしい笑みを垂れ
『レイニードル』と『ムーンボウ・ドラグーン』にアタック宣言を掛ける
……が、そんな都合良く行く訳もなく
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「フラッシュ『ナイトメアドレイン』
コスト4以下は全てコア一つをリザーブに置くよ」
男1「な___っ!?!?」
コアを一つずつしか置いていない状態で
それを仕掛けられてしまえば有無も言わさず消滅だ
相手が一気に青ざめた顔に変わり、思わず口元がにやける
…僕は少なからず、あの一族の中では厳しさも残忍さも何もない人間だと思う
でも、血を引いていない訳じゃないから僕の腹の底には僕の知らない感情がきっと渦巻いているんだと思う
だって…そうじゃなきゃ……
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「君を出す筈、無いから…ね」
ドローステップで引いたカード眺め、笑う
更地のフィールドの相手にここまでする必要何て本来なら無い。しかし性なのだから"しょうがないだろう?"
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「その咆哮と共に救いの合図を!!『辰の十二神皇ウロヴォリアス』召喚!
召喚時〈封印〉!ソウルコアを僕のライフへ!」
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辰の勇者:シレン・ローギンス→←暴れ午を考えると……(零雄side)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2017年6月15日 20時