検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:6,307 hit

まさかの御指名でした ページ17

.

ん?





.






「俺ぇ!?!?」


ス「あんただよあんた。あんた以外に誰が居んのさ」




スカイが指を差したのはまさかの俺だった
セキトでもシレンでも零雄でも麻乃でもなく、俺自身


思わず目を見開いて顔をひきつらせてしまうが…どうやら本人は本気と書いてガチならしい

逆にマジかよと言いたい切実に



助けを求めようと視線を麻乃や零雄に移すも「遥さん頑張って下さい!」と言う激励や「何とかなるやろ」と言う言葉しか帰ってこなかった

いや、俺が欲しい言葉はそうじゃないんだ。伝わってくれ




.





「あのー…バトルして傷が悪化したとか俺は責任とれないんですけど」


ス「フン、あんたみたいなヒョロヒョロはあたしのライフを全部奪えやしないよ」


「遠回しに勝てないって言ったな。上等だやってやんよ!」


零「はるやーん、さっきと今の言葉真逆やでー」




零雄の冷静なツッコミを無視してウルズからソウルコアを貰う


知らない、聞いてない
バトスピに男女の境なんて無いんだ。それがゲームなんだから

決して散々こけにされたからとか勝てないと言われて躍起になっている訳じゃない。これは両親の血である。そうだと信じたい






「勝って俺の男としての尊厳を取り戻す」


零「結局そっちかいな」




互いがソウルコアを持ち対峙する
スカイはソウルコアを宙に投げ、その間に一回転し落ちてくるコアを横からカッコよく掴んで叫んだ




.





ス「バトルアーマー、オン!」


「バトルアーマー、オン!」




上に掲げれば自分の体は目の眩む様な光に包まれた


収まって目を開けば、俺の格好は背に紅蓮色の六枚翼があり何処か和風だ。侍や戦国武将とファンタジーが組合わさった和洋折衷の様な格好と言えばいいのか

胸の辺りには五つの青いライフがついていた





「これがこの世界のバトスピ…」



専用マシンで戦うよりも何だか格好いい
そう思っていた時





ス「ボサッとしてんじゃないよ。ああそう言えばあんた名前は?」


「遥、烈火遥だ」



ふぅんと頷くスカイのバトルアーマーはあまり変わらない様に見えた。ポンチョの部分が純白に変わり、ライフが宝石のネックレスの様に掛けられて…後は翡翠色の小鳥の翼みたいなものがついている

見た目で判断してはならないと思うが緑使いなんだろうか?





ス「女と思っていると足元容赦なく掬ってやるから覚悟しな」


「お前こそただの優男だと思うなよ」



そして、お決まりの言葉を叫んだ

違和感→←勝負しようか



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒神白堊 | 作成日時:2017年6月15日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。