救世記＿battlespiritsrevival＿【異変の始まり】 (ページ7)

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日常が壊れる音ページ7

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学校から出れば空は茜色に染まっていた
日は傾き、西の空へ落ちようとしている

影は色濃く、防災無線からは帰宅へ促すメロディーが流れ
小さな子供が家へと帰る光景が目に入った

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｢ハァ、危機一髪……｣

茜が怒り出した後、すぐに部室から逃げ出した

あのまま居れば俺はミンチに
されていたに違いない

溜め息混じりの俺の言葉に
零雄はやれやれと言った表情で

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零｢あれははるやんが悪いで?
　次期IBSAのお偉いさん敵に回しちゃ後々雇って貰えんよ?｣

｢何で俺がIBSAに就職する話になってんだよ
俺は公務員になって安定した生活が送りてーの！｣

バトスピ関連の仕事何て真っ平御免だ
特にIBSAで働くなんてたまったもんじゃない

バトスピは嫌いでは無いが
個人として安定した収入を得れる
公務員になりなたいのだった

まぁ…一時期嫌いになりそうな事はあったが…
そうならなかったのは"師匠"のおかげかもしれない

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(親父やお袋と同じ仕事何て絶対なるもんか)

これは俺の人生なんだ

俺は親とは違う

敷かれたレールの上なんか走ってやらないし
この平凡な日々の中を生きて
自分の人生を………

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………と思った時だった

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零｢な、なぁ、はるやん…｣

｢何だよ？
……………は…?｣

丁度､人気の無い路地がある場所を
通りすぎようとした時だった

正確には人一人入れる位の入り口だが
入ってしまえばある程度の広さがある路地だ

本来なら視線さえ向ける事の無い場所

それを無視出来なかったのは
此方に向かって"赤い液体"が流れているからだろう

それを辿る様に視線を動かせば
路地の中で血を流して倒れている10～11歳位の……"少女"が居た

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｢何…だよ、これ…｣

零｢呆然としてる場合じゃ無いやろ！｣

ダッ、と零雄がクリーム髪の少女の元へ駆けて行く

俺も路地へと足を運び
俯せに倒れている少女を改めて確認する

ふんわりとしたクリーム色の髪を
両側、ピンクのリボンでちょこんと結び
ピンクのポンチョに同じ色のワンピース

だけども、そのワンピースは血の色に染まっていた

零｢息はしとるっぽい…はるやん、救急車呼んで｣

｢お、おう｣

そう言って、スマホを取り出した時

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??｢にゃーん、そんなのさっせないよぉ☆｣

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