救世記＿battlespiritsrevival＿【異変の始まり】 (ページ5)

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バトスピ部ページ5

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バトスピ部があるのは特別棟の二階だった
最早バトスピ部の為だけに設置された部室が
ズラリと並んでいる

廊下の掲示板には大会の
イベント等のポスターが張られており
そこには世界チャンピオン烈火幸村の写真も貼ってあった

当然と言っちゃ当然だが……
それをチラリと見て、思わず舌打ちした

別に写真に非は無いがこの顔を
……帰って拝む事になるのだから嫌なもんだ

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＿ガラッ、

｢おーっす｣

零｢お久やな～!｣

??｢おっ！先輩達こんにちは!｣

??｢一週間振りですか…｣

??｢ハァ、一週間顔も出さず何をしていたのだよ｣

??｢烈火遥あぁぁぁぁぁ!!!!
　アタシと勝負しなさぁぁぁぁい!!!!｣

｢Sクラス｣と書かれた教室のドアを開ければ
そこには俺と零雄以外のいつものメンバーが揃っていた

若干一名五月蝿い奴居たけど

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??｢一週間アタシの前に現れなかった事
　後悔させてやるんだから!｣

赤みがかった桃色のツインテールに
花のヘアピンを着け、黒セーラーにベージュのカーディガンを着込み

まるで王道少女漫画から飛び出して来た様な少女は
仁王立ちしながら俺に向けて指を差した

……天魔茜(てんまあかね)

名前で察する通り、天魔信長の愛娘であり
次期IBSAのトップを担う自称俺のライバル……らしい

この女とは中学時代に色々あったのだが
その話はまたいつか話そう

兎に角、遥が一番面倒に思っている相手である

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??｢茜、此所は耐震性はあるが防音の部屋では無いのだから
　声の質量を考えて喋りたまえ｣

すると、エメラルド髪のお下げの少女が
声量を気にして茜に注意する

校則をきっちり守ってますと言うのが
伝わってくる制服の着こなし方と独特な喋り方をするのは
宝緑院水萌(ほうりょくいんみずめ)

宝緑院兼続と群青早雲の娘で
この学校の生徒会長だ

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??｢茜ちゃん本当は遥先輩の事心＿＿｣

??｢空音、言っちゃ駄目
　後先輩つける｣

黄色髪サイドテールに腹見せ黒タイツの
少女が言い掛けた言葉を無理矢理遮る
片目を髪で隠した少年…

百鬼半蔵の娘、百鬼空音(ひゃっきそらね)と
息子、百鬼利判(ひゃっきりはん)

そう、俺含む以上の六名がS級クラスのバトラーであり
全員が全員、誰かしらの二世だ

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｢烈火幸村と神崎彼方の息子｣の俺みたいに

｢炎利家と藤原葵木の息子｣の零雄のみたいに、な…

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