選ばれた子供 ページ21
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約全員『!?』
(俺と……零雄、が……?)
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言葉を、耳を疑った
俺が?堕天使を倒す?
つまりあの赤ずきんみたいな奴と戦えと言う事だ
だが、口振りからしてバトスピで戦えとかじゃない
もっと、歴史を紐解いて…人間の本能性が解る手法……
武器を持ち、肉弾として戦えと言う意味での
1つしかない命(ライフ)であれを相手しろと言う
「戦え」、だ
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「それって……」
ホ「麻乃さんの"戦い"を見てたじゃないですか〜
武器は人それぞれ違うんですけど
私達が武器になって媒体化してますし頑張れば__」
彼・葵『ちょっと待って/下さいな!?』
彼「何でよりによって僕達の子供なのさ!
いつもなら僕達に頼むだろ!?」
葵「子供に危険な事させる訳にはいきませんのよ!」
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そんな事、まず親が黙ってはいなかった
目くじらを立て、反論し
納得なんて出来ないと
周りから見れば高得点でも貰える様な
親としての姿勢に、彼女はふむ…と暫く考え
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ホ「……でも、"ほのかさん"は了承しましたよ?
素晴らしいお母さんになりましたね〜彼女は♪
自分の意思よりもお子さんの意思を優先したんですから〜♪」
彼・葵『!!!』
ホ「そもそも、彼方さん達ではダメなんですよ〜
トリップして来たとは言え結局彼方さん達は
あちらの世界の人間じゃないですか?
私達の力を媒体として貸すには器が小さすぎるんです♪
力を使おうとした途端に全身から血液を出して死にますからね〜」
ニコニコとたまま母親達を黙らせた
ホロロギウムはその調子のまま、更に続ける
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ホ「だからこそ麻乃さん達二世は適任なんですよ
二つの世界の親から生まれた子供は
私達の力を充分に使えちゃいますからね〜
さて、どうします?遥さん、零雄さーん?
断るのは勝手ですけど…もしかしたら
世界の終末を親指しゃぶって見る事になりますよ?」
ジロリ、と見つめる視線と違い
その言葉は何と言うか変に質素だった
条件や要望を提示した上で
それでも決めるのは自分自身だと言っている様に聞こえた
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俺達の親は黙ったまま
空気は重た苦しい
麻乃は何処か罪悪感のある表情
そんな中、零雄は
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零「俺はやってあげても良いで?
どっち道誰かがやらんと世界終わるんやろ?
だったら俺はやったる」
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青山桃子(プロフ) - 黒さーん、お市の名字は天馬じゃなくて天魔だよー(^_^;) (2017年4月24日 17時) (レス) id: 9cd36ae493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年1月16日 17時