救世記＿battlespiritsrevival＿【異変の始まり】 (ページ15)

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大人の対応ページ15

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｢ハァハァ…ッ!｣

＿バンッ!!

今の武蔵には公共施設と住宅を分ける様に
一定の区切りがあった

まぁ、そう言う区切りは
線路等や川などで区切っている様な感じなのだが

だけどもマンションだけは別で
公共施設が敷き詰められている中で
ちょこんと存在するのも珍しくない

その中に、俺の家はある

一戸建ての家でも建てれば良いものを
俺の両親は｢どこにでもある
アットホームな家庭｣が良いらしい

6階あるマンションの階段を駆け上がり
最上階の家のドアを力任せに引っ張ると
血だらけの少女を抱えた零雄と共に部屋へと入り込んだ

勿論、そんな大慌てに入れば親は心配するものであり＿

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??｢ど、どうしたのさ!?!?｣

??｢そんな慌てて何があったんだ？｣

??｢って、その子血だらけじゃありませんの!?｣

??｢おいおい……どう言うこったこりゃ｣

男女四人の声

どうやら俺の両親以外にも
隣に住んでる零雄の両親も居たらしい

玄関で息を整え、驚く四人の言葉を無視して叫ぶ

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｢お願いだ、この子を助けてくれ！お袋、親父！
訳は後で話す…つーか俺達もさっぱり訳わかんねぇけど…｣

零｢兎に角この嬢ちゃんの傷の手当せんと…!!｣

解らない

バトルに勝利してすぐに逃げる様に
あの場を走って逃げた

少女に視線をやると血は止まったのか出血は見当たらず
赤く濡れた服は乾燥して赤茶けた色に変色していた

その少女を見た俺のお袋……
烈火彼方(旧姓神崎)は一瞬目を見開いて

.

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彼｢"麻乃"…ちゃん……?｣

??｢麻乃って……まさかあの子は
　ほのか姉さんとバローネの子供ですの!?｣

零雄の母親、炎葵木(旧姓藤原)が
｢麻乃｣と言う名前に反応する

俺の父親､烈火幸村と零雄の父親､炎利家もそれに反応した

(何だ…？お袋達は何か知ってる…のか…？)

｢それって＿＿｣

彼｢今布団しくからちょっと待ってて｣

葵｢替えの服も要りますわよね？
　持ってきますわ｣

利｢救急箱どこにあんだ?｣

幸｢そこの戸棚にあるぞ
　俺は一応他の奴等に連絡取ってくる｣

｢………｣

テキパキと行動を起こす
三十路越えた四人の大人を呆然と眺めつつ

麻乃と呼ばれた少女がスヤスヤと寝ていたのに気付き
取り敢えず安堵の息を漏らした

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