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science 761(コロンゾンside) ページ3

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「地を這いつくばるしか能の無い人間如きが笑わせる。所詮その様な事をしたところで無様である事が何故解らぬ」





喜怒哀楽達が破滅の塔へと侵入した同時刻、その塔内では一人の悪魔が映し出された映像を眺めながら嘲笑の如く呟いていた


大悪魔コロンゾン
333の価数を持つ深淵の主。その本質は「拡散」にしてかの悪魔の王すら凶悪とされる者

「喜怒哀楽」と言う器を失いその姿は大きく変容していた。床までゆうに届く真白の髪を肩甲骨辺りから三つ編みに結び、その瞳は黄金と紫黒、その容姿端麗な顔立ちは整い過ぎていて逆に不気味さを際立たせている。丸びを帯びた躯体はまさに女性そのものでありその主張ははち切れんばかり。白色のマーメイドドレスの様な装束には腰や首、至る所に黄金の小細工が施されていた






エ「そんな人間に負けて喜怒哀楽を取られたのはお前だろ?ザクス」


「ふん、桐生戦兎とその仲間共に何度も負けておる貴様が言うなよエボルト」


エ「俺はあいつらを成長させてやっただけさ。地球を壊す前の良い遊び相手になりそうだ」


「自らが育てた家畜を自らの手で食う、か?…若芽を潰さぬとは相変わらず、悪趣味かつ無駄な事をする奴よの」






まさに一蹴の嘲笑であった


どうも「333の大悪魔(コロンゾン)」と「赤い悪魔(エボルト)」ではその人を弄ぶ事についての価値観が違うらしい。無理もないだろう、真にしての悪魔とは人を堕落させその人間が破滅する姿を見るのが好きなのだ

自らの道が誤ったものだと一ミリも自覚出来ず、何もかもが終わった時に気付きいて絶望する…その瞬間こそ至高である



だがしかし、コロンゾンにとっての至高がもう一つ

ガーディアン達を倒していくライダー達を一瞥して大悪魔はニヤリと嗤うとこう告げる






「ククク…余興が無い舞台など面白う無い。エボルト、貴様の肉を多少なりとも捧げよ」


エ「ハァ、悪趣味はどっちかねぇ?まあいい、ほらよ」







エボルトが己の身から細胞の一部をコロンゾンに差し出すと、大悪魔はそこに神気を当てる

途端細胞達は変形して行き人の形、異形の形へと変わっていく。……その姿は嗚呼正しく、今までの英雄達が倒して来た"敵"の姿に酷似していて__________!






エ「さあ狂い踊れやかつて英雄達に屠られた悪の亡霊達よ!その姿、その力を以ってこの舞台を愉快に、凄惨に、血で血を拭うものに染め上げて見せよ!」


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匿名 - 更新ありがとうございます!!!これからも頑張ってください! (2019年8月20日 0時) (レス) id: a80c25d53e (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 続きまだなのでしょうか?ものすごく気になります。頑張ってください!!! (2019年7月11日 15時) (レス) id: a80c25d53e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2019年2月24日 19時

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