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science756 ページ48

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「エボルトがいない新しい世界?」



流石の喜怒哀楽もあまりにも突拍子も無い発言に首を傾げた

彼の言う事はつまり世界線同士を合わせて、それこそ天地創造を行なった神様みたいな事をすると言う事だ。非現実の様にしか聞こえないが…



紗「パンドラボックスの力が働いたこのパネルならそれが可能って事?」


美「でももう一つの世界にも別の私達が存在してるんでしょ?融合したらどっちかが消えるんじゃ無いの…?」


戦「俺達が居る世界がA、スカイウォールの無い世界をBとするならAとBの世界を合わせて"C"と言う新しい世界を創るんだ。白と黒のパネル…そしてエボルト自身、これらの強大なエネルギーを合わせると激しい時空の歪みが生まれて、既存の物理法則が成り立たない"特異点"が現れる筈だ。それを利用して新しい世界へと融合する」




___ドン!




龍「やっぱりサッパリ解らねぇ……!!」


「そんな切羽詰まった表情で言うんじゃねぇよ」




音の方に目をやると龍我が机に拳を叩き付けていた。仮にも病院の机なので壊れると面倒だから切実にやめて頂きたい




一「エボルトはどうなる?」


戦「エボルトのエネルギーは全て時空の歪みを創るのに使われる。だからエボルトも__パンドラボックスも完全に消滅する筈だ」


一「じゃあエボルトを倒すには他に黒いパネルと、10本のロストボトルが必要だって事だな」


戦「…そのボトルともう一本を、また人体に入れて生成し直さなければいけない」


一「……」


戦「10本のロストボトルを白と黒のパネルにはめて新世界を創る____それが…地球を救う唯一の方法だ」



倒しても細胞の一部を逃して復活するエボルトを倒すのは不可能だ。倒しても復活するボスキャラはチート過ぎる。ならいっそ「無かった事」にしてしまえばこっちの勝ちだ

…勿論、それなりの代償が無いといけない
だが倒したいのならそうする他ないのだ



紫「はいストップ」


戦「紫苑?」


紫「コロンゾンはどうするの?あの大悪魔はエボルトが居なくなった世界にだって存在し続けるよ?」


「は?」


ミ「説明すると長くなり過ぎて言わないが結論はこうだとも。あのガガンボ野郎はこの世界で倒せ」


「んな簡単に言うなよ、そう言うのは魔術師の仕事だろ」


戦「いや、コロンゾンは仮面ライダーが倒す。な、ゆーちゃん?」


「…え?」



此方を向いてニッとした表情をする戦兎にどうしてか喜怒哀楽はいい予感がしなかった

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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年10月22日 17時

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