ANIMA【仮面ライダービルド】＿undecim＿ (ページ6)

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science467 ページ6

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美｢前はベルナージュの力で万丈を治せたのに…｣

紫｢快癒の術で回復には向かってるけど…そう言うのはアタシじゃ治せないや…｣

カフェへ帰ってきた喜怒哀楽達はすぐに龍我をベットへと寝かせ、紫苑は回復の為の術を施した。今まで龍我を治していたベルナージュの力はもう残っていない様で、バングルが光る事はない。風前の灯火の命では無理もないだろう

重たい沈黙が広がる中、それを押し切る様に一海が戦兎の両肩を掴んだ

一海の黒い瞳が苛烈に煌めく

一｢…おい、お前何考えてんだよ。何で親父を庇った!?相手は敵何だぞ!?｣

美｢やめなってグリス！｣

｢みそらち、ストップ。止めなくて良いよ｣

美｢でも！｣

美空が止めようとするのを喜怒哀楽は腕で制した

此方に向ける彼女の表情が今にも泣いてしまいそうで、それでも自分はそれを是としない

…止めなくて良い
怒られる事をしてしまった彼は言われてもしょうがない。それにだ、真っ直ぐと相手を見ない戦兎はきっと…

戦｢……父さんは敵じゃない｣

一｢っ…その目で見ただろ？お前の親父はな、エボルトの仲間なんだよ…！この国を乗っ取った裏切り者なんだよ!!｣

戦｢……｣

…何も届かない

戦う意味を奪われて、仮面ライダーシステムは善の為ではなかったと告げられて、親には裏切られて、戦兎の心は深く深く傷付いている

空虚な空っぽまでとは言わずともそれでも…

そんな現実を見ない戦兎に一海は戦兎を突き放すとこう言った

一｢今のお前にはな、背中を預けらんねぇ｣

幻｢…今のお前はただ父親を信じたいだけにしか見えないぞ。悪いが、俺も一緒に戦えない｣

一海同じく秘密基地から出ていこうとすると紗羽に｢ねぇちょっと｣と止められた。光騎も言葉にしてはいないが幻徳の事を確りと見据えている

幻徳紗羽の方向を向いてライダージャケットを開くとそこには｢さらば！｣と書かれた文字Tが見えた

突然の事に目をしばたたかせているとその間に幻徳は出ていってしまった

嗚呼、なんと言うかその

｢空気クラッシャーかチョビ髭＿＿＿！｣

紗｢さらばぐらい自分で言いなさいよ！｣

騎｢まともな服を着ているなと思ったら中はそれですか幻徳さんっ!!｣

雰囲気ぶち壊しか!

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