ANIMA【仮面ライダービルド】＿decem＿ (ページ4)

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science387(光騎side) ページ4

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光騎が意識を取り戻し、目が覚めたのは昨日の午後だった

一週間近く寝ていたなんて聞かされた時にはさしものの自分もビックリだ

生身でエボルトの攻撃を喰らい生きていたのも奇跡だが、それ以上にすぐに戦闘へ復帰出来る程体に何ともないのも素直に凄いと思う

この医療所に身を置いている＿＿とある｢クリミアの天使｣の生まれ変わりの彼女のおかげだ

彼女の迅速な処置と事後経過を鑑みて医療魔術を行使していたに違いない

ア｢それでだ、改めて自己紹介しよう
　私は聖守護天使アイワス、93の数価を持ち『法の書』の伝道者。ま、宜しく頼むよアーサー王｣

｢は、はぁ…此方こそ宜しくお願いします天使さん｣

無機質な白色の病室に佇む金髪銀眼の"天使"

天使は自分と同じくらいの少女の形をしていた
陶器の様に白い肌は生者の温もりを感じられず
アジア系の凹凸少ない顔に金髪と銀の瞳はやはり異様さを覚える

前々からミシェルから話は聞いていたものの
まさか、本当に面を向かって話せる日が来ようとは

アイワスの向かいに椅子を置いて座っている相方の方に視線を投げ掛け、問う

｢…姉さん、ちょっと疲れてない？｣

ミ｢ははは、おい騎士王私は天才魔術師だぞ
　自分の天使を相手して疲れていると思うか？｣

｢遠い目で言われても説得力無いよ姉さん!?｣

どうやら自分は今日中にでも退院した方が良さそうだ

ア｢ふむ、まぁ退院するなら早い方が良い
　何せ今協会の術師達は西都から絶えず送り出されるロボットと戦闘中だ。アレイスターの話で聞いたがこう自由行動しているのはこいつと君と、後は超能力者と魔女っ子ガールくらいだ｣

｢世界破滅の直前はこうも忙殺の勢いとは、君達も苦労するね？｣と付け加える天使

しかし本題はそこじゃ無い様で銀の瞳が煌めいた

ア｢まぁでも、君達もこれから忙しくなると思うがね？何せ我々はもう1つの敵を倒さねばならない｣

｢もう1つの敵…？｣

ア｢そう、魔女っ子ガール達は打倒魔女で動いている様だが…はてさて、"魔女を倒せばそれで終わりだなんて誰が言ったか"｣

｢え…｣

目を見張った光騎に対しアイワスはニヤリと笑った

エボルトよりも遥姫よりも禁忌たる存在
はるか別世界からの来訪者は確かにこう告げる

ア｢神名を出さずザクスと名乗った馬鹿者の正体は神ではない、"大悪魔"＿＿邪神だよ

　そしてコイツが矛盾点の要、正真正銘人類の敵だ｣

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