ANIMA【仮面ライダービルド】＿decem＿ (ページ30)

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science413 ページ30

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秘密基地に下りた戦兎がパソコンにUSBを差し込むと、案の定ライダーシステムについての情報が表示された。ここで父親自らの謝罪の動画でもあればもう少し状況がマシに思えたかもしれない。勿論、口が裂けても言えないが

液晶画面に映されたのは黒色になったボトル＿＿ロストボトルだ

走る文字列を眺めていた彼は告げる

戦｢ライダーシステムについて詳しく載ってる
　元々父さんはエボルドライバーを参考にして設計したものらしい｣

｢まぁそこは薄々勘づいてだけど…｣

騎｢劣化版…ですかね。人間が扱える様にランクダウンさせたような｣

そんな事言わずもがなである

喜怒哀楽達の言い分を認めた戦兎が話を続けようとしたその時、一方で声が響いた

向けた視線の先に居たのは＿＿出禁を喰らった筈のファッションセンス及第点野郎幻徳と、踊ってノリノリで入って来た幻徳を追い掛けるドルオタジャガイモマン一海

何で入ってきた、と言う意見は取り合えず置いといておこう

一｢おい！何勝手に戻って来てんだお前ちょっと待ておい！｣

幻｢お待たせい！｣

一｢何なんだお前！お待たせじゃねぇって＿＿何なんだその踊り!?｣

約全員『・・・』

戦｢ゴホン、ベストマッチにも触れてる｣

▼桐生戦兎は見なかった事にした!

龍｢マジか！あれにどんな意味があるんだよ｣

｢あの食い合わせの悪いベストマッチが頻発する謎を僕も知りたいな。いや本当｣

美｢も～う！｣

誰しもがパソコンに視線を流す中
機嫌悪そうに降りてきた美空が苛つきながら幻徳達の方を見て叫んでいた

流石に彼女も怒りのゲージが限界値らしい
心中お察しする

戦｢…それより今はロストボトルだ｣

龍｢おうそうだな｣

喜・龍『いや何で/だよ!?』

戦｢父さんが開発した人工ボトルは好戦的な気質を高めるだけじゃなくて別の使い道があるみたい｣

｢無視したねせっちゃん｣

サラリとベストマッチについてかわされた感が否めない

横に居た光騎は苦笑いだ

龍｢その使い道ってなんだよ｣

戦｢黒くなった状態のこのボトルを十本集めれば
　＿＿"既知の物理法則を越える現象"が起こるって書いてある｣

紗｢物理法則を越える…？｣

それはどういう事だろう？
物理法則を超越する現象何て想像出来ない
人間が予測出来る域を越えられたらお手上げだ

だが、少なくともこれだけは解る

龍｢…それってマジヤベー事が起こるって事か？｣