ANIMA【仮面ライダービルド】＿decem＿ (ページ26)

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science409 ページ26

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一｢首相！｣

内｢馬鹿な!?ロストスマッシュは倒されれば死に至る筈だ！｣

｢！…またそんな後味の悪いものを君達は…！｣

三羽烏や鷲尾兄弟の最期を思い出した喜怒哀楽は憤りのままに叫んだ

一体、いつまで人の命を弄べば気が済むのだろう

一｢行くぞ戦兎！｣

戦｢オーケー！｣

【スクラッシュフィニッシュ！】

内｢があぁぁぁっ!!!｣

双方のキックの必殺技が炸裂してドゴッッ！と言う音が響いた

勝負は決した、紛う事無き戦兎達の勝利だ
倒された内海は強制解除され悔しげに逃げていった
その姿を見送り戦兎達も変身を解く

戦｢このボトルはネビュラガスを中和する事が出来るみたいだ。お前も＿＿｣

一｢俺は大丈夫だ。折角強くなったし、みーたんにカッコつけるチャンスだからなぁ｣

戦｢でも！｣

｢カッコつけるとか死んだらどうするんだよ！｣

一｢心配すんな、危なくなったらお願いする｣

それっきりで一海は倒れた首相の側に寄った
どうやら気絶しているらしい。息はしているから大丈夫だろう

一｢首相、首相｣

多｢っ……私は…どうして…｣

戦｢もう以前の貴女とは違う筈です｣

多｢！…私は………何て事を…！…ごめんなさい……｣

一｢また皆の為に、この国の新しい未来を築いてくれ｣

多｢っ！有り難う…！｣

声を震わせ、涙を溢しながら告げる首相に一海は認める様に許した

以前の気の強い狂者の様な性格とは違い
物腰の柔らかい婦人に戻っているのならばもう心配はない

一｢聖吉のボトル…黒くなってるぞ｣

戦｢…？｣

??｢まさかロストボトルの被験者を元の姿に戻しちまうとはなぁ。そのジーニアスってボトルの効力か？｣

黒くなったボトルに首を傾げていた時前方で聞き覚えのある声が聞こえた

いつの間にか現れて幹に体の体重を任せている紅い悪魔

完全体ではなくフェーズ1の姿の敵を睨み付け自分は名を呟いた

｢エボルト…｣

戦｢…多治見首相を頼む｣

エ｢ロストボトルを返して貰おうか？｣

戦｢このボトルをどうするつもりだ｣

エボルトが何故ロストボトルを欲しているのか解らない

宇宙を掌握出来る力を持っていながら態々欲しがる必要があるのか？

その目的は？真意は？

そして、戦兎の問い掛けに対して＿＿＿エボルトは耳を疑う一言を言い放った

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エ｢＿＿＿＿＿それを使って、俺は新世界を創る｣

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