ANIMA外伝_新たなボトルを手に入れろ!?_2- ページ5
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木「うぅ……拙者の敗北に御座る…煮るなり焼くなり好きにするが良いで御座るよ!」
「何ゆえ」
戦「そんな事する訳無いでしょうよ。なぁ?」
「そうそう、捕まえたとかじゃないんだから」
バトルに無事勝利したと思ったら
木星が敗北に恥じたのか此方目の前にして正座して鎮座していた
御丁寧と言うか真面目と言うか……大人二人にとっては些か困り果ててしまうものだ
そう言う気質なんだろうなぁと思うのと同時に喜怒哀楽はふと、思い出す
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(光騎に…似てる?のか?)
勿論全部ではない、ほんの微々たる一部の話
恐らくそれは生前から光騎が持ち合わせているもの__統治者としてのカリスマ性、だ
そのカリスマ性が木星からも漂ってる様な気がする
気がするだけであって確信も証拠も無い訳だが
何処と無くそんな気がしてなら無い
「"木星"……ジュピター…」
ブツブツと幾度なく口の中で復唱して
惑星の名を外の国の言葉で考えていると…
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木「拙者のお役目はここまでで御座る
後は、三階層のゲネシス達に任せるで御座るよ」
「ちょっと待って__君達は一体、何者なんだ?
守護者と言ったってゲームにある様なNPCじゃないでしょ?」
戦「ゆーちゃん?」
ル「……」
空間転移しようと景色がグニャリと歪む
それでも聞きたくて、喜怒哀楽は彼女に問い掛けた
その何となくを確実のものにしようとする為に直接的には言わず、間接的に問を投げ掛けて
…本当に、彼女達は守護者と言う存在だけか?
節季はここを自身が作った異空間だとそう言った
ならばゲネシス達は節季が作った存在と言うのか
ただの人間の喜怒哀楽に神様の力何ぞは知らない
それがどういうもので、そうなるのか知る事は出来ないだろう
でも__彼女達が披造物ではない…そんな様な気がして
木「!…拙者達は、守護者と言う以前に一人のカードバトラーで御座る。そしてカードバトラーの前に___で、御座る」
「…?」
木「これ以上の事はこれから対峙する者に聞くと良いで御座る。敗者は退場、さらば!」
グルグルと回り、歪む空間
視界の中で景色と形容すべきものは全て無くなる
もう木星の声は聞こえない、最後に耳朶を叩いた少女の声は何処か___
____嬉しそうだった
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黒神白堊(プロフ) - ナミビアさん» いえいえ、お気になさらず (2018年5月6日 23時) (レス) id: ba11baa63e (このIDを非表示/違反報告)
ナミビア(プロフ) - 黒神白堊さん» いぇいぇ~突然スミマセン…! (2018年5月6日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - ナミビアさん» あー……そうだったんですか…すいません。 (2018年5月6日 22時) (レス) id: ba11baa63e (このIDを非表示/違反報告)
ナミビア(プロフ) - 黒神白堊さん» その事について聞きたかったです…! (2018年5月6日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - ナミビアさん» …?ああ、それならはい (2018年5月6日 22時) (レス) id: ba11baa63e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年4月21日 16時