science315 ページ19
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スイッチが動いても幻徳のチップは作動しなかった
当たり前だ、少し前彼は戦兎に電話をかけ
信号を変えるよう戦兎に頼んだのだ
……父親を助けたいその一心で
故にこうして幻徳は、ローグは此所に居てスターク達に牙と言う名の銃口を向けている
ス「流石は天才物理学者。けどそのチップには俺達のボスが魔術を使ってちょいと工作をしている筈だ。それすら動作しないとなると__」
??「騎士の王が断ち切った魔術の事を言っておるのなら最早無駄だぞエボルトよ」
「所長!」
泰「立榎!」
横の物陰からスルリと音も立てずに現れたのはローブを纏ったローマ神だった
…光騎の話にもあったがいつかの決闘の際、剣をローグの胸に突き刺したのだと言う。決して殺した訳じゃない。剣は装甲の部分を破壊しただけで肉体にまで貫通させなかった
仮にも魔術を扱う光騎は見抜いていたのだ
チップの他にローグの胸中にあった致死性の魔術の存在を
戦「表で仲間が車を用意して待っています」
節「神浄の研究員、そなたはエボルドライバーを持って泰山と共に逃げよ」
ス「そううまくは行きません」
節「__術師達よ東都首相を守るが良い」
泰山の逃げ場を封じた敵共を見据え節季が言葉を放つと急に複数の気配が生まれた。爆発の花が咲き、炎が舞い、薙刀の回す音…黒い狼達がガーディアン達を喰らうのを見て術師を見ずとも誰だか解った
そんな戦況に横から入る様に響いた声は
一「らぁっ!遅くなったな」
「あれ?液体潤滑油君?」
龍「怪我はいいのか?」
一「俺が居なきゃ祭りが始まんねぇだろ」
戦「俺達も行くぞ」
龍「うっし」
戦・龍『変身!』
ス「誰一人此所から逃がすなぁっ!」
その一言を合図に対する勢力は相克した
懐から鉄線を取り出しハザードガーディアンではない方を相手していると、偶然にも背と背がぶつかったローグが喜怒哀楽にのみ聴こえる声量で告げる
幻「おい」
「うん?」
幻「親父を連れて外に行け
暗殺者の貴様でもそれぐらい出来るだろルター」
「…チッ、お前に指図されんのはスッゲェ癪だけど…まぁいい貸し1つな。後次ルターつったらその首撥ね飛ばしてやる」
そもそも自分はローグを許した訳じゃない
本当だったらこの手で黄泉路に送ってやりたい程だ
…だが
(お前まで父親を失って良い訳じゃないからな)
そう思いつつ、喜怒哀楽は泰山を連れて退却した
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黒神白堊(プロフ) - ナミビアさん» いえいえ、お気になさらず (2018年5月6日 23時) (レス) id: ba11baa63e (このIDを非表示/違反報告)
ナミビア(プロフ) - 黒神白堊さん» いぇいぇ~突然スミマセン…! (2018年5月6日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - ナミビアさん» あー……そうだったんですか…すいません。 (2018年5月6日 22時) (レス) id: ba11baa63e (このIDを非表示/違反報告)
ナミビア(プロフ) - 黒神白堊さん» その事について聞きたかったです…! (2018年5月6日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - ナミビアさん» …?ああ、それならはい (2018年5月6日 22時) (レス) id: ba11baa63e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年4月21日 16時