science314 ページ18
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ス「持ってきたか」
「持ってきたよあんたのベルト。これで良いんだよね?」
ス「グッジョッブ!やっと見付かったか!こっちに持ってこい」
そして翌日、喜怒哀楽達はスタークに指定された取引場へ三人で訪れていた
何処かの地下と繋がっている場所なのか否や
明らかに港の普通の倉庫内ではなかった
周り全ては灰色のコンクリートで出来ており薄暗い
戦兎、龍我、喜怒哀楽の三人に対し
スタークは背後に何体ものガーディアン
更には首相を並べている始末だ
戦「首相の引き渡しが先だ」
ス「勘違いするな、そのドライバーはお前達じゃ壊せない。けど俺は氷室泰山を消せる。主導権はこっちだ」
だから大人しく渡せと暗喩に告げるそれに口の中で盛大に舌打ちする
論争での逃走経路をあらゆる手を持って封鎖し
人質すら利用されてはこれ以上の事を自分達は言えない
憤りながらも必死に感情を呑み下しているとガーディアンに押さえつけられている泰山は
泰「駄目だ!それを渡しちゃいけない!私の事は__」
ス「黙れ」
泰「うわぁっ!」
戦「首相!」
ス「おい喜怒哀楽君、さっさと持ってこい」
身を呈してドライバーが渡るのを阻止しようとするが、抵抗空しくスタークに払われた
流石に苛立ちを覚えたのか冷淡な声が耳朶を滑り背に氷塊が這う感覚を覚える
ドライバーを持っているのは喜怒哀楽だ
意を決し、歩み寄って二三歩歩くと__その場に足を止めこう告げた
「…僕の事を喜怒哀楽君と呼んで良いのは惣一さんだけだ。お前何かじゃないぞ"エボルト"」
ス「なん…___!」
その時、背後からローグが現れ素早くガーディアンを倒すと銃口をスターク達に向けた
緊迫した空気が生まれ何とか首相を救出する
予想外だった事態に相手は黒色の長方形をしたスイッチを取り出すと気に食わなさそうに
ス「ハー…折角生かしておいてやったのに…余程死にたいらしいな?」
__カチリ、
無機質な音がスタークの持つスイッチから響いた
それは即ち死の音を占示す
最高レベルで押された時、幻徳の体は消滅してしまうのだ
……本来であるならば、だが
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「残念でした、それを押しても幻徳は消滅しないよ」
ス「なに!?」
戦「押しても消滅しない、"チップの信号を変えたんだ"。小型装置の構造さえ解れば後はプログラムの信号を変えるだけだ」
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黒神白堊(プロフ) - ナミビアさん» いえいえ、お気になさらず (2018年5月6日 23時) (レス) id: ba11baa63e (このIDを非表示/違反報告)
ナミビア(プロフ) - 黒神白堊さん» いぇいぇ~突然スミマセン…! (2018年5月6日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - ナミビアさん» あー……そうだったんですか…すいません。 (2018年5月6日 22時) (レス) id: ba11baa63e (このIDを非表示/違反報告)
ナミビア(プロフ) - 黒神白堊さん» その事について聞きたかったです…! (2018年5月6日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - ナミビアさん» …?ああ、それならはい (2018年5月6日 22時) (レス) id: ba11baa63e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年4月21日 16時