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science269 ページ48

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「破魔…?」


破「やぁ"かずお兄ちゃん"、元気そうで何よりだけど」


「かずお兄ちゃん!?えっ?何君液体潤滑油君の弟!?」






驚愕のオンパレードに自分は目を見開きつつ、破魔と呼ばれた少年に問い掛けた

問われた破魔は一度此方を見るとふと目を細め
少しだけ間を開けるとこう応える






破「血何て繋がって無いけど
 でも、4つの頃から育てて貰って
 家族みたいな存在だから呼んでるだけだけど?」






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__俺の知り合いによぉ…お前より一つ下のガキがいんだ__






それに喜怒哀楽は鍋島の家族を救う際
一海がぼやく様に呟いた言葉を思い出した


今は亡き三羽ガラスの他に…彼にとってたった一人の存在

嗚呼…それがこの少年なのだろう
独りになってしまったと思っていた一海の、大切な者は




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破「ボクは"十魔"、十魔破魔
 魔女の血筋に生まれながら奇跡の如き確率で生まれた超能力者

 覚えておけ悪者風情、十魔破魔__魔女を殺す術師の名だ」



(十魔…?魔女…)







新型ガーディアンが全て居なくなり
ヘルブロスすら倒された戦場の中で破魔は宣言する様に告げた


黒の瞳は苛烈に燃え、敵…特にスタークに視線を据えていた




十魔と言う聞いた事のある名に喜怒哀楽は訝しげに首を傾げる

それはかつてミシェルが言っていた魔女の一族の名だ
異端だとか常識破りだとかそんな事を言っていた様な…?





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ス「北都の十魔か…仲間を連れてラスボス退治ってところか?」


破「ほざけって言ってやるけど?何なら悪魔すら殺して見せる、貴様の様な紅い悪魔とかな!」






睨み付けた破魔が前へと手を翳す

超能力と言う異能力類いに知識の無い自分でも
次に少年が取ろうとしている行動くらい解った


凄まじい爆発の花が咲く三秒前…場を裂く声が響き渡る






雷「そこまでだ!」


龍「あ?」


雷「調子に乗るなよ!」


戦「美空!?」


一「みーたん!!!」


「みそらち!」




草むらに隠れていた雷が引き摺る様に掴んでいたのは美空だった

流石の少年も能力を使うのを躊躇い悔しげな面持ちだ







雷「ボトルを寄越せ、早くしろ!」


美「___」


戦「!?…あの目……」


雷「うわっ!!!」


約全員『!?』





卑怯な事に人質を使いボトルを要求していた雷が謎の力に飛ばされる

閉じていた瞳をゆっくりと開いた美空が…美空ではない声でこう告げたのである









美『我が名は"ベルナージュ"、火星の"王妃"』


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- 面白いです!!頑張ってください!! (2018年7月19日 21時) (レス) id: a20db0fe37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年3月31日 17時

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