検索窓
今日:8 hit、昨日:15 hit、合計:8,603 hit

science245 ページ24

.

ガーディアン『■■■__!』


「…さっきから底無しの泉みてぇに出てくるなこいつら」


一「良いから口動かしてねぇで体動かせゴルァ」


紫「一体一体倒すのめんどくさくなってきた…」






戦兎がローグと戦闘中の最中、鍋島の家族を救う為
ビルへと乗り込んだ喜怒哀楽達一行は
押し寄せるガーディアンを流れ作業の様に倒していた


パーツが所々赤塗りなのはこのガーディアン達が西都のものだからだ

本来の用途は市民を守る為にあるのだが
最早一つの兵器と化していて滑稽のなにものでもないと思う





「ん…」





迫ってきたガーディアンを一体
刀で一閃するとあっという間にガラクタへと変わる

少なくとも、グリスに変身して戦っている一海よりも
一撃必殺で倒している喜怒哀楽の方が作業が早い



勿論…あまりにも敵の数が多すぎて
いくら斬っても減らないのでそろそろウンザリしてきた自分である








「なぁ液体潤滑油君、鍋島の家族の場所解らねぇの?」


一「そこまで知ってる訳ねぇだろ
 後、液体潤滑油言うんじゃねぇまんまじゃねぇか」


「グリースの名前をつけたあんたが悪い」


紫「全くもう…水と油みたい
 場所…ううん、あ!そうだ!」




呆れ口調で呟いた紫苑が突然弾けた様に閃いた
何を思い付いたのか自分達が訝しげに見つめていたその時







紫「"我が身に憑依せよ【後一天后水神家在亥主後宮婦女吉将】"!

 忍ばず行くよ、式神憑依の術!」





同時、彼女の体躯が水に包まれた


出でた姿は水色の漢服とクロスホルターを
混ぜ合わせた様な格好でやけに露出が激しい

貧しい双丘が布に這われヘソは出しているし、裾の長い袖は水着の脇の部分と繋がっているらしく踊り子すら思わせる。蒼い髪に瞳は膝丈まであり頭には古代中国王朝の冠が乗っかっていた








一「陰陽師はあんな格好すんのか?」


「いや、全部が全部そうじゃねぇけど
晴明直系の土御門家の陰陽師は人間の部分に式を憑依させる事が出来る。あれはその術の一つだよ」





そして紫苑が憑依させたのは十二天将の一柱、天后

水の天将である天后は確か伝承の一つとして__






.






紫「__"見付けた"
 ここの最上階突き当たりの部屋!千里眼で見たから間違いない!」




千里眼の力を有する鬼を使役する
故にそれを憑依の力として組み込んだのだ


互いの顔を見合わせ、喜怒哀楽達は最上階へと目指した


.

science246(光騎side)→←science244(鏡怪side)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 面白いです!!頑張ってください!! (2018年7月19日 21時) (レス) id: a20db0fe37 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年3月31日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。