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science243(光騎side) ページ22

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「ラビットラビットフォーム…これが、
戦兎さんの新らしい強化フォーム」


幻「この強さは…自我を失った状態と同じ!なのにどうして意識が…」


戦「俺はもう自分を見失ったりなんかしない!この力は完全に俺のものだ!」


幻「グハッ…!!」







桐生戦兎の新たな強化フォームは
ハザードと合わせて使うものだった

紅と黒と言う組み合わせに光騎は子供心ながらカッコいいと思ってしまう



赤雷の如き速さで敵を追い込み
場を完全に掌握しているのは間違いなく戦兎だ

先程までのローグが掌握していた空気とは
丸っきり違うのが肌でビリビリ感じるのだから間違いない









幻「どこまで強くなる…!?」


戦「これが正義の力、"桐生戦兎の力"だ!
 『フルボトルバスター』!」





呼んだその時ベルトから大剣に似たものが出てくる
両手剣と思わせるそれは柄の部分を折り曲げて
大きな銃と化し、ボトルを差し込んで連射した


ウサギ、パンダ……どれも有機物同士の組み合わせだ





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幻「ぐあぁぁっ!」






その猛攻を受けたローグは倒れはしないものの…大きくダメージを受けたに違いない


更にはラビットラビットフォームの必殺技である
伸縮キックの必殺技を食らい、轟音と共に壁を突き破って場外に飛び出してしまう







龍「すげぇ…」


「今まで苦戦を強いられてきたローグを
あんなにも圧倒している……」







目を疑う様な光景に自分は素直に感嘆した



圧倒だけじゃない、あの暴走するハザードトリガーを
戦兎は扱える様にそれ専用のアイテムを開発し自身のものとした

強大な力を使いこなせた
それだけでも術師の光騎から見れば凄い事だ





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美「てかルールどうなってんの!?」


アナウンス『勝負の決着は降参、変身解除、戦闘不能の場合のみ。場外でも戦闘は続行致します!』


龍「だってよ」







…まだ戦闘は続いている
ローグは未だ倒れてはいないらしい



チラリと目線を飛ばすと夜の帳が完全に落ちきった中を
紅い兎が飛び出して行くのが見えた

それに妙なザワつきを覚えた光騎は龍我と美空に対してこう告げる






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「俺達も外へ行きましょう。なんだか…一物嫌なものを感じます」


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- 面白いです!!頑張ってください!! (2018年7月19日 21時) (レス) id: a20db0fe37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年3月31日 17時

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