ANIMA【仮面ライダービルド】＿six＿

science241(節季side) ページ20

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幻『兵器と兵器がぶつかり合い
　互いの能力を競い会う。お前が望んでいた事だな葛城』


戦『…ライダーシステムは兵器じゃない』


幻『本当に兵器じゃないと言い切れるのか？葛城はそう思って無かったぞ』





そう吐いて戦兎の胴に撃つ光景を術師協会会長節季は
首相の警護をしつつもテレビの画面越しに観ていた

戦いは最終戦、ビルドVSローグ
どちらかが勝てば決着が着く文字通り最後の戦いだった







幻『人は争いを繰り返して今を創って来たんだ
　葛城は、お前は、科学の発展が戦争を生み出す事を知りながら＿＿ライダーシステムを作ったんだ』


戦『"戦争に加担したい科学者なんて一人もいない"！
　人々の幸せを願って！平和利用の為に力を尽くしてる！』


｢うむ…だがしかし戦極凌馬は＿＿｣


泰｢立榎｣





かつてニートが最終的に神になるライダーの世界に居た
公爵の名を持つ仮面ライダー兼科学者の男を思い出したが
横に居る泰山が言い切る前に言葉を被せてきた

暗喩に言ってやるなと言うのが嫌でも解る



余りにも開き直る悪者科学者った故に
面白いと思った自分が昔、泰山に戦極凌馬の事を話した気がする

話を聞き終えた彼の顔は随分とドン引いていた様な…






｢まぁまぁ怒るでない友よ
そんな奴も居った故全員とは言えんなと思っただけの事｣






と言ってみるが泰山の表情はこれまた何とも言えない顔だ

友神の身勝手さに怒っているに違いない






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幻『じゃあ…"ハザードトリガー"はどう説明する？』


戦『！』


幻『自我を失い破壊兵器と化すあんなものをどう平和利用するって言うんだ』


戦『あれは禁断のアイテムだ！
　本当は作っちゃいけないと解ってて＿＿』


幻『なら何故作った!?そのせいで多くの人間が傷付く事は容易に想像出来た筈だ！』


【ﾌｧﾝｷｰｼｮｯﾄ！】


戦『うわあぁぁッッ!!』





怒りの感情とリンクするが如くローグの必殺技が炸裂する

モロに食らった戦兎は呻き声を上げて
ゴロゴロと倒れ伏してしまった






幻『お前は解っていたんだよ、こうなる事を』







それでも畳み掛ける様に敵は叩き付ける
最早精神すら踏みにじろうとしている様は何と見苦しい事か


だが…ヒーローはそれでも






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戦『戦争は…悲しみを生むだけだ』



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