science236(光騎side) ページ15
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アナウンス『第二戦、仮面ライダークローズ対"ヘルブロス"!』
「ヘルブロス……?」
代表戦の行く末を戦兎達と同じ場所で見ていた光騎は、初めて聞いたワードに疑問を持った
二回戦目は万丈龍我VS鷲尾風
確か鷲尾兄弟の片割れはリモコンブロスと言う
カイザーシステムの改訂版とも言えるそれだった筈だ
「……」
背に氷が滑る様な嫌な予感を覚える
今、脳内でとある平行世界同士の男を思い出したがまさか…
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龍「ヘルブロス?そんな名前だったかー?
まぁ良い、今の俺は負ける気が____お?」
【ギアリモコン!ギアエンジン!ファンキーマッチ!】
風「潤動」
風がトリガーを引いた途端黒い煙に溢れ
青色のギアと白色のギアが付属していく
そうして現れたのは青と白の半々…
リモコンとエンジンのエネルギーを合わせた戦士、ヘルブロスだ
龍「合体しちゃったよ…」
風「ヘルブロス…参上…」
龍「うそーん!」
戦場であろう場に龍我の何とも言えない間抜けな声が響いた
予想の外の外な事が起きて、唖然とするしかない
勿論それは龍我であった場合だ
光騎も戦兎も瞠目させてヘルブロスを見据える
何故なら、自分達はかつて一度は見ている敵なのだから
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戦「あれは…"バイカイザー"……」
バイカイザー
それはかつてエニグマ騒動の時、此方の世界の最上魁星と__
__エグゼイドの世界に居るもう一人の最上魁星、
二人の力を合わせた発明品の一つがバイカイザーだ
見たくもなかったそれに光騎は剣呑の表情のまま
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騎「…この戦い、ある意味においては難しいかもしれません」
美「どういう事?」
騎「俺と姉さんは戦兎さんを手伝う前
仮面ライダーエグゼイドの世界を担当してたんです
バイカイザーは永夢さんの最終強化フォーム、『ハイパームテキ』とまともにやりあえた力…使用者の力が繁栄されるなら良いんですが…」
ムテキの強さは現場で見てきた自分が何よりも知ってる
本当に強かった
最終強化フォームに称するに相応しいものだったと記憶している
だからこそ思うのだ、戦慄するのだ
バイカイザーの強さを
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龍「ヘルブロスだかケルベロスだか
知らねぇが誰が相手だろうと関係ねぇ…今の俺は負ける気がしねぇ!」
猛進猪突が如く変身し、相克す
その様子を見て自分は「頑張って下さい」と小さく呟いた
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桃 - 面白いです!!頑張ってください!! (2018年7月19日 21時) (レス) id: a20db0fe37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年3月31日 17時