ANIMA【仮面ライダービルド】＿quinque＿ (ページ45)

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science218(〃side) ページ45

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メ｢……｣

｢神浄…?｣

熾｢鈴野…?｣

互いに名を呟いて顔を見合わせた

熾織と言う女性は此方の名字を知っている様だ
勿論、鏡怪も｢神浄｣と言う名字は心当たりがある

神浄の姓を持つ者なら自分の近くに居た。最近連絡を取っていないがそれでも知っている

"神浄喜怒哀楽"、彼女と同じく｢神浄｣の姓を持つ者

もしや彼女は＿＿

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｢喜怒哀楽さんの従妹ですか？｣

熾｢ああ…如何にも私は愚兄の従妹だが
　お前は愚兄の父親代わりだった男の娘…か?｣

｢はい、鈴野光は私の父です
話は喜怒哀楽さんから聞いてます！
陰陽術を使うおっかない従妹さんなんですよね｣

熾｢あの愚兄人の居ないところで好き勝手喋りおって…!!｣

｢家に帰ったら覚えてろ！｣と言わんばかりに
憤慨する熾織だがその怒りは鏡怪の悪魔を見た途端収まった

軽く目を見張り、言葉を詰まらせた
彼女の表情は明さまに驚いていた

熾｢そいつが悪魔メフィストフェレス…｣

メ｢…そうですぞ神浄の子
　某は悪魔メフィストフェレス！雄弁で欺瞞な紳士悪魔と覚えて下さいまし？｣

｢さっきまで落ち込んでいたくせに
その態度の豹変は何ですかもう｣

メ｢流石に彼女の前でそんな醜態晒す訳にはいきませんぞ☆
　悪魔にも矜持はありますし？と言うか
　術を行使する人間や十魔は悪魔が隠形しない限り視えるものなのでいや本当｣

破｢そこで井戸端会議するのは良いけど
　さっさと椅子に座りやがれって
　文句言ってやりたいんだけど！｣

眉を立てて苛つきを隠さない破魔の声に
一同はそさくさと席に座る

あまり破魔の神経を逆撫でしたくはないからである

自分以外の空いていた席は埋まり
右、左に視線を移しても必ず誰かが見える状態になった

もし此所に政府関係者が居るものなら
三国が会議する椅子の並びと同じだと思うだろう

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破｢一応言っておくけど、ボクの話を聞いたらもう後戻りさせない

　ボクの目的の為に貴様等には協力して貰うし
　それは同時に三人の利害が一致する事でもあるけど｣

熾｢…いいだろう、ただで情報を得れるとは思っておらんしな｣

｢はあ…まぁ良いですよ｣

｢それじゃ本題に入るけど｣と前置きした破魔は一つ息を置いて、こう告げた

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破｢ボクも貴様等も問題の元を手繰れば同じ人物に行き着く

　名は鈴野遥姫…基、"十魔遥姫"
　その女は十魔の魔女であり十魔家最後の当主だった女だけど｣

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