ANIMA【仮面ライダービルド】＿quinque＿ (ページ11)

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science184 ページ11

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東都首相官邸へ訪れると事態は緊迫の中にあった

北都との相対戦に勝利して愉悦に浸っていた時間は一時の夢の様に感じられる

??『これより西都政府は東都に対して、宣戦布告する！』

映し出された映像の中で、西都首相
御堂正邦が宣戦布告を申し出た

拒否権なんて此方には無い、話なんて通じない
力が欲しいから…思うがままに蹂躙するとそう言っている様に

(うん？そう言えば黄色ニット帽の奴は…？)

御『まずは、我々の兵器の一部をご覧頂こう』

赤｢俺達の農場!?｣

一｢あいつら…｣

切り替わった画面に映されたのは北都にある一海達の農場

其所で働く従業員達が西都の兵によって一ヶ所に集められ、囚われの身だった

その様子はさながら扮装地域に
ありそうな光景で喜怒哀楽は口の中で舌打ちした

こいつらは本当に…人間か？

｢っ…｣

すると画面に黄羽が移った
居なかったのは北都まで走って行ったのだろうか

仲間を助け出そうとする黄羽に西都所属の男二人組が対峙する

彼等の持つそれを見て、喜怒哀楽達は瞠目した

龍｢おい！あれって…"最上魁星が作った"ライダーシステムだよな？｣

｢何で西都がカイザーシステムを…！｣

最上魁星…それは戦争が始まる前
自身の願いの為に戦兎達の世界ともう一つの仮面ライダーの世界を融合させようと試みた一人の＿＿

＿＿いや、正確には二人の同一人物ではあるが

その彼等が作り上げたもう一つのライダーシステムだ

(スマッシュが駄目なら次はカイザーシステムって訳か…！)

…その力は圧倒的な差があった

素直にそう思える程の力の差があった
初期、戦兎達が苦戦した一人を彼等は圧倒していく

見事なまでに叩きのめされ御影はそれを交渉の人質に取った

グリスを歓迎すると胡散臭い言葉を残し画面はブツリと消える

駆け出す一海を見て戦兎は

戦｢これは罠だ！｣

一｢だとしてもお前なら黙って見過ごせるか？｣

龍｢だったら俺達も行く｣

戦｢駄目だ俺達は行けない！｣

龍｢何でだよ！｣

戦｢俺達が北都に行けば侵略行為とみなされる！｣

龍｢こんな時にそんなの関係ねぇだろ！｣

戦｢"あるんだよ"!!俺達は北都に行けない…！｣

戦兎の言った事は正しかった
東都の人間が易々とは北都に行けない

忘れた訳ではあるまい

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これは……戦争だ

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