そんな気は全く無かった訳で ページ4
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「うーん…おっかしいなぁ
どうしてこうなった!?」
祢「主、用意は良いか?」
(用意と言うか俺に拒否権は無いんですか)
つい先刻まで俺は本丸案内をしていたつもりだった
なのに何でか今現在、
互いに木刀を持って手合わせが始まろうとしている
何故?
理由なんて皆目見当が着く
恐らくは審神者部屋にあった二振りの刀を見て
俺を剣士だと見抜いたのだろう
流石先生の刀と言うか…それだけで
手合わせを求めると言うのも
何だかんだで先生の性格を受け継いでると言うか
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(よくないよくない!バレる!バレるって!)
表面では平生を装っているが内心汗でダラダラだ
天然理心流の師範であった人間の刀、
それがどれ程の強さなものか自分が一番解ってる
…
今「あるじさまー!がんばってくださーい!」
五「と、虎さんも応援してますっ!」
秋「主君なら出来ます!」
「……ああもう逃げ場が無いな」
いつの間にやら手合わせを見に来た短刀達
これじゃあ引くに引けない状況だ
短刀にカッコ悪い所は見せられない
「幸いな事は清光達が居ないって事かなぁ」
祢「何か言ったか?」
「何でもないよ。よし、じゃあやろうか
何処からでもかかってきなよ」
木刀の柄を握り締め、構える
それに長曽祢は目を見張った
だがすぐに元に戻し木刀を握って突っ込んで来る
祢「おぉ…!」
「……っ!」
ゴッ!と言う空気を切り裂く音が耳朶を叩いた
斬りかかって来る木刀を此方の刃で受け止め翻し
更には連撃を打ち込ませる
打撃音は約6つ
何れも彼の木刀にしか当たっていなかった
(体に一撃を食らわせなきゃ意味がないんだよなぁ)
攻撃を試みるものの中々許してはくれない
隙を見せるよりも先にあっちの猛攻が襲いかかり
攻撃が最大の防御となっている
避けたら負ける、間違いなく
迎え撃つしかないと確信を得ると
口の中で静かに舌打ちをかまし、俺は一旦目を瞑りそして開いた
腰を下げ、そして__
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___切っ先を"右にずらす"
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にゃーちゃん - 更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2022年9月13日 0時) (レス) @page5 id: 25d0243371 (このIDを非表示/違反報告)
ガーベラ - 初めまして。いきなり失礼します。お願いします更新してください。お願いします更新してください。とってもとっても面白いのです。とってもとっても続きが気になるのです。どうにか更新していただきたいのです!!更新お願いします。長文、失礼しました。 (2020年12月23日 0時) (レス) id: cdc708129e (このIDを非表示/違反報告)
死神陸(プロフ) - ァァァ作者様!こ、更新早くしてくだせぇーお願いしやす!更新頑張ってくだせぇ! (2020年7月13日 2時) (レス) id: 231f0ae7ae (このIDを非表示/違反報告)
アヤメ - 初めて1から見たのですが面白かったです。更新楽しみに待ってます。 (2019年7月27日 12時) (レス) id: df7d6bfc06 (このIDを非表示/違反報告)
SnowWhite(プロフ) - この後がすごく楽しみです!更新頑張って!ください! (2018年6月5日 7時) (レス) id: f9d32b1386 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年2月15日 19時