検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:8,362 hit

そんな気は全く無かった訳で ページ4

.

「うーん…おっかしいなぁ
どうしてこうなった!?」


祢「主、用意は良いか?」


(用意と言うか俺に拒否権は無いんですか)






つい先刻まで俺は本丸案内をしていたつもりだった

なのに何でか今現在、
互いに木刀を持って手合わせが始まろうとしている





何故?

理由なんて皆目見当が着く


恐らくは審神者部屋にあった二振りの刀を見て
俺を剣士だと見抜いたのだろう

流石先生の刀と言うか…それだけで
手合わせを求めると言うのも
何だかんだで先生の性格を受け継いでると言うか





.





(よくないよくない!バレる!バレるって!)





表面では平生を装っているが内心汗でダラダラだ

天然理心流の師範であった人間の刀、
それがどれ程の強さなものか自分が一番解ってる





本気にならなきゃ(天然理心流を使わなければ)勝てない相手だって事だって







今「あるじさまー!がんばってくださーい!」


五「と、虎さんも応援してますっ!」


秋「主君なら出来ます!」


「……ああもう逃げ場が無いな」




いつの間にやら手合わせを見に来た短刀達

これじゃあ引くに引けない状況だ
短刀にカッコ悪い所は見せられない







「幸いな事は清光達が居ないって事かなぁ」


祢「何か言ったか?」


「何でもないよ。よし、じゃあやろうか
何処からでもかかってきなよ」





木刀の柄を握り締め、構える

それに長曽祢は目を見張った
だがすぐに元に戻し木刀を握って突っ込んで来る





祢「おぉ…!」


「……っ!」





ゴッ!と言う空気を切り裂く音が耳朶を叩いた

斬りかかって来る木刀を此方の刃で受け止め翻し
更には連撃を打ち込ませる


打撃音は約6つ
何れも彼の木刀にしか当たっていなかった






(体に一撃を食らわせなきゃ意味がないんだよなぁ)




攻撃を試みるものの中々許してはくれない

隙を見せるよりも先にあっちの猛攻が襲いかかり
攻撃が最大の防御となっている


避けたら負ける、間違いなく




迎え撃つしかないと確信を得ると
口の中で静かに舌打ちをかまし、俺は一旦目を瞑りそして開いた






腰を下げ、そして__







.








.







___切っ先を"右にずらす"




.

久し振りの感覚→←局長の刀



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
206人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にゃーちゃん - 更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2022年9月13日 0時) (レス) @page5 id: 25d0243371 (このIDを非表示/違反報告)
ガーベラ - 初めまして。いきなり失礼します。お願いします更新してください。お願いします更新してください。とってもとっても面白いのです。とってもとっても続きが気になるのです。どうにか更新していただきたいのです!!更新お願いします。長文、失礼しました。 (2020年12月23日 0時) (レス) id: cdc708129e (このIDを非表示/違反報告)
死神陸(プロフ) - ァァァ作者様!こ、更新早くしてくだせぇーお願いしやす!更新頑張ってくだせぇ! (2020年7月13日 2時) (レス) id: 231f0ae7ae (このIDを非表示/違反報告)
アヤメ - 初めて1から見たのですが面白かったです。更新楽しみに待ってます。 (2019年7月27日 12時) (レス) id: df7d6bfc06 (このIDを非表示/違反報告)
SnowWhite(プロフ) - この後がすごく楽しみです!更新頑張って!ください! (2018年6月5日 7時) (レス) id: f9d32b1386 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年2月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。