science53 ページ8
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_ザクッ、ザクッ…
シャベルが土を掘り返す音が廃れた研究所に鳴り響く。やはり喜怒哀楽の予想通り、この場所にデータが眠っていた様だ。
しかしまぁ……土に埋めておくだなんて、大胆な事をするお母さんだと思う。そりゃ誰も解らない筈だ。データを土に埋める何て誰も予想つかない。掘って暫くするとカンケースみたいなものが顔を出した、そのケースを開ければ黒と白のUSBメモリが入ってる。
龍「あった…」
「本当に土の中に埋まってたんだだね。まさか__」
??「そんな所に隠してあったとはねぇ」
「っ!?」
第三者の声が背後で響いたと同時、喜怒哀楽達はその敵に吹っ飛ばされた。鮮やかとは言えない赤色にコブラを模したその敵、間違いない……ファウストの幹部、ブラッドスタークである。
ブ「ボランティアご苦労様」
「うっ……こいつUSBメモリを…!」
先程ので龍我から奪い取ったであろうUSBメモリ。奪われた当の本人は激昂し、フルボトルを振って取り返そうと攻撃を仕掛けるが力の差は歴然、すぐにまたブッ飛ばされてしまう。
それを見て、喜怒哀楽は体勢を立て直しつつ後ろへ退く。鉄扇を取り出して獣の如く攻撃の機械を伺って居ると……
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「!あれは…"氷室幻徳"………?」
鬱蒼とは言えない木々達の影から戦兎と龍我を覗く、髭が特徴的な男
グレーを基調とした服は紛れもない東都首相の息子であり、戦兎が勤めている東都物質学研究所の所長であった。
いつもなら後ろに秘書が居るか、もしくはガーディアン等が居るのだが…どうやら今日は一人の様だ。否、何故あのような男が一人で居るのかまずそこが問題なのだが…
(何でこんな所に居るんだ…?)
そう思った時、
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幻「"蒸血"」
「!!!」
(蒸………血……?)
その言葉に酷くデジャヴを覚えた
目を見開いて嫌な記憶が、憎い記憶が蘇る
忘れる訳があるまい、一年前のあの日…幼馴染み同様に拐われ武器も何もかも取られ床に叩き付けられた時に聞こえた「蒸血」と言う言葉。
__ほぉ…貴様がルターか。悪い様にはしない、手厚くもてなすよう"あの方"から言われているからな__
「……そうかお前が…お前が…」
お前はファウストだったのか
お前が戦兎に情報を見せたのか
お前が…お前が戦兎を…!!!
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「ナイトロォォォォォグ!!!!!!」
氷室幻徳、テメェがナイトローグか
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みき(プロフ) - 黒神白堊さん» アニメと少しオリジナルを加えた作品を書いてください!q(^-^q) (2018年2月9日 16時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - みきさん» そうですね……ネタと時間の余裕があればその内… (2018年2月9日 15時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 黒神白堊さん» そうですか...では、お願いでビルドの作品で名前が変更できる作品を書いて欲しいのですが、できますか?お願いします!m(__)mq(^-^q) (2018年2月9日 15時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - みきさん» すみません……この作品だけは名前変更はしないと決めているので… (2018年2月9日 13時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お願いがありまして、この作品で名前変更する事はできますか?お教え願います!m(__)mq(^-^q) (2018年2月9日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2017年11月20日 20時