science71 ページ27
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龍我とクローズドラゴンが取り戻したフルボトルによって戦兎はナイトローグに勝利した
勝利したと言っても完全には倒せず今までよりはダメージを与えられた、やっと敵に一泡吹かせたと言うところだ。無論その敵は逃走を図ってしまった
(ベストマッチ…こう言う時にだけベストマッチフォームを作るよなぁせっちゃんは)
いつもだったらどれだどれだと頭を抱えて考えるくせに。まぁ、土壇場で呼び込む運はあるって事ではあろうが
ダメージを負った体を押して、喜怒哀楽は何とか変身を解いた幼馴染みに近付く
「大丈夫せっちゃん?そのボトル随分暴れ馬…暴れドラゴンだね」
戦「あぁ…すげぇ力だった」
戦兎でも扱いにくいドラゴンフルボトル
もしくは、そのボトルは"使い手を選ぶ"とでも言うのか
かのブリテンの王が引き抜いた剣の様に使い手を選ぶのであれば…それは間違いなく、ドラゴンフルボトルを扱えるのは龍我だけだろう
フルボトルも好きな奴に使われてぇよなぁ…等と思っているとフルボトルを戦兎から返された龍我がボロボロのまま言う
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龍「行けよ、まだやる事があるだろ」
…確かに、彼の言う通りだ
まだパンドラボックスを取り戻せてはいない
あれがファウストの手に渡ってしまったら大変だ。そんな事あってはならないんだ
「せっちゃん、」
「行こう」とは言わずただ名だけを呼ぶ
それだけで通じた戦兎は龍我に背を向けてパンドの箱を盗んだスタークを追おうとする。その時龍我が言った
龍「科学の力がどうとか、そう言う事はわかんねぇけど―――――
俺はお前らの事なら………"信じられる"」
「……!」
信じられる…?
その言葉に喜怒哀楽は思わず鳩が豆鉄砲を食らった様な表情をしてしまう。あまりにも以外過ぎて、驚きすぎて一瞬言葉を失ってしまった
どう返そうか考えていれば先に幼馴染みが、それはそれは半ば呆れた様に、それでいて何処か嬉しそうに
戦「最悪だ、"俺も同じ事思っちまった"」
「せっちゃん…」
…それに少しだけ寂しさを覚えてしまったのは何故だろう
嗚呼やっぱりこの二人はベストマッチな関係だと再認識する。隣に居るべきなのは背を任せられるのは自分ではなく龍我なんだ
戦兎はそう応えるとスタークを追って先に場を離れた。自分は少し立ち止まって重い足取りで幼馴染みの後を追いかけたのだった
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みき(プロフ) - 黒神白堊さん» アニメと少しオリジナルを加えた作品を書いてください!q(^-^q) (2018年2月9日 16時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - みきさん» そうですね……ネタと時間の余裕があればその内… (2018年2月9日 15時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 黒神白堊さん» そうですか...では、お願いでビルドの作品で名前が変更できる作品を書いて欲しいのですが、できますか?お願いします!m(__)mq(^-^q) (2018年2月9日 15時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - みきさん» すみません……この作品だけは名前変更はしないと決めているので… (2018年2月9日 13時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お願いがありまして、この作品で名前変更する事はできますか?お教え願います!m(__)mq(^-^q) (2018年2月9日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2017年11月20日 20時