閑話:メカっ子少女の卒業 ページ49
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桜が咲いて散るを繰り返し数年後
丁度アンジュが出産した後、統一政府の玄関口では大きくなったメカ好き少女＿＿プリム・マキーナの送別会が行われていた
送別会と言ってもほぼ粗方が終わってしまってプリムがこの場所を去ろうと皆で見送る最中であった。大きな緑色のキャスケットは変わらず黒シャツにオバーオールのプリムは人間や魔族から貰った花束を抱えている
｢プリムうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ！行っちゃやだあぁぁぁぁぁ！｣
ス｢プリムよりも歳上の貴女が大号泣で駄々を捏ねちゃ駄目でしょう…｣
｢だってだって……まだプリムと一緒にふえぇぇ…｣
最後辺りは最早涙で言葉にすらなってなかった
まさか独り立ちする何て思ってもみなかったのだ。彼女のメカニックの腕は多くの大人達が舌を巻く程優秀だからずっと統一政府で船の修理何かをやると思っていたのに…
(アンとファンの面倒も見る為にメカニックの腕で修理業を営むなんてほのかさん聞いてないよー！)
アニメではそれ以降の事を描かれていないから当たり前だが先を読む事が出来無いほのかにとってプリムの卒業は泣かずにはいられない
弾達が居た頃人類軍にお世話になっていた時、彼女とはユースと一緒にバトルをしたりバトルを教えてあげたりしていた仲だった。生前含めて一人っ子だったほのかにとってプリムは妹の様な存在であり人間の初めての友達だったのである
魔族の筈なのに｢宜しくしたくなぁーい！｣と言われたのが久しく思えてしまうのは…それ以上に共に時を刻んで来たからか
プ｢も〜、泣かないでほのか。一生会えない訳じゃないんだから。こっちにもちょくちょく顔出すから大丈夫だよ｣
｢ひっぐ、ひっぐ…本当に？私バローネの側近だから会えないかもしれないよ…？｣
プ｢その時はほのかに会うまでメカ粘っちゃうから！｣
ほのかの涙をハンカチで拭った彼女はガッツポーズをとるようにして癖である言葉の中に｢メカ｣を付けて約束した。｢その時はまたバトスピやろうね！｣と付け加えて
ユ｢そろそろ安心させて送り出してやれよ。この後も仕事があるんだぞ｣
｢っ…うん。"またね"プリム！アンとファンを宜しく！｣
プ｢またねほのか、ユース、皆！今までお世話になりました！｣
バッと礼をしてプリムは手を振りながら統一政府から去って行った。多くの者達に見送られながら桜舞い散る中でほのかはプリムが見えなくなるまで応える様に手を振り続けたのであった＿＿＿＿
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黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» すまん、また誤字った(^_^;)教えてくれて有り難うねー (2017年3月28日 16時) (
レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - 13ページの果実は華実で､ジェレイドがレジェイドになってるよ〜;; (2017年3月28日 16時) (レス) id: 9cd36ae493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒神白堊 | 作成日時：2017年2月14日 9時
