会えないと思っていた人 ページ28
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「ん……あれ此所は…」
目を開ければ、上下左右全てが
真っ白な空間に居た
汚れる事を毛嫌いしている様な白さは
ずっと居ると狂ってしまいそうだ
だからこそ、その空間で"人が居る"とやけに目立つ
例えば……
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??「ほのか姉さん!貴女何やってるんですのよ!
何れだけ私が心配したと思って!!」
??「ほのか先輩随分無茶するね〜
本っと、"あの子"に泣かれるかと思ったさ……;」
例えば、茶髪ツインテールの可愛い系少女と
紺色がかった黒髪を持つボーイッシュな少女とか
ボーイッシュな方は勿論、死んだ時に
ブレイヴの世界へとトリップさせてくれた神崎彼方で
そしてもう片方は……
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「っえ……?葵…木……?」
葵「ほのか姉さん何言ってますの?
私は古原ほのかの従妹
藤原 葵木に決まってるじゃありませんの
(ハッ!御姉様、まさか言って無かったとか言わないですわよね!?」
彼「(ギクッ、あはは……実は言うの忘れてたのさ〜」
葵「流石にそれは酷いんじゃなくて!?!?
ガチギレしますわよ!」
ツインテールを尻尾の様にパタパタと
上下に動かしながら怒るのは
間違いなく"ほのか"の従妹、死んだ筈の藤原葵木だった
歩道橋から落ちて死んだ……
大切な従妹……
その彼女が今、自分の目の前に…
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「葵木……本当に葵木…?(ボロボロ…」
葵「もう、姉さんはいつから
泣き虫になったんですのよ…
私も御姉様同じく烈火魂にトリップしたんですの
ほら、目が腫れますわよ」
ポケットからハンカチを取りだし
彼女はほのかの涙を拭く
本来、年齢的にほのかの方が上なのだが
13歳程度の体では葵木の方が大きくなってしまっている
最早どちらが年上で下のか解らない
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すると、コツコツと言う足音が聴こえ
そっちへ視線を移すと
魔ゐの髪色より青みがある長い髪を両脇で短い
ツインテにしそれ以外を下ろし
真ん中にダイヤ型の宝石がついた古びた黄金色の鎧を着込む
少女が此方へ向かってきた
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ゾディ「初めまして、古原ほのかさん
僕はゾディアック、『究極星アルティメット・ゾディアック』であり
12宮天使をまとめ上げる者です
今日は主様の代わりに来ました!
単刀直入に申し上げますとですねー
さっさとブレイヴの世界に帰って下さい!^^」
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黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» すまん、また誤字った(^_^;)教えてくれて有り難うねー (2017年3月28日 16時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - 13ページの果実は華実で、ジェレイドがレジェイドになってるよ〜;; (2017年3月28日 16時) (レス) id: 9cd36ae493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2017年2月14日 9時