開始直前に ページ17
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バローネの船の中へ入れば
いくつもの顔馴染みと会った
誰も彼も驚いていたが、バローネに呼ばれたと言えば
何故か納得した表情をしたのは何故だろう
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｢で……何の用でしょうかね？バローネ｣
フローラの言う通りコアブリットが
置かれている所までくれば、クリーム髪に碧眼の彼
バローネが佇んでいた
立っているだけで絵になるって凄いよね←
.
バトルの前だからか、ゴテゴテの
動きにくそうな服装ではなく
魔光殿辺りまで着用していたあの服を着ていた
やはり、バローネには肩出しの服が似合う
.
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バ｢A……｣
こちらを見れば
彼は何処か安堵した様に名を呼ぶ
その声に、不覚にもドキリと心臓が跳ねた
そりゃそうだ
誰だって、容姿端麗……つまり
イケメンに名前でも呼ばれてしまえば
少女漫画の様にドキドキしてしまうだろう
それが好きな人なら尚更だ
.
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バ｢急に呼び出してすまない｣
｢や…その…べ、別に…｣
う、うん、何か今日のバローネおかしい
あはははどうした、本当にどうした
調子狂う！滅茶苦茶調子狂う！
｢お願い聞いて?｣みたいな事を
目で訴える犬の様な感じだ
だからと言って目がウルウルしてるとかそんな訳ではないが
心の中で焦っているAの気持ちも知らず、バローネは言う
.
バ｢…お前があの日、馬神弾の所へ行ってから
俺なりに今日までやって来たつもりだった
だが駄目だな…Aが居なくなってから
いつもお前の事を考えてしまう
隣に居ないと言う事がこんなに辛いとは思わなかった…｣
｢え……｣
いつも…？
まゐの言った通り本当に
彼はAの事を思っていたらしい
その事実に、嬉しがるべきか…
これからの事を考えると葛藤してしまう問題だった
バローネはAと後数歩の距離まで近付くと
立て膝を着き、此方の片手を握る
それは正に、物語の世界で王子様が
お姫様相手にやっていそうな格好で……
.
.
バ｢A、｣
｢な、何……?｣
バ｢お前の事が好きだ
例えAが俺の事が嫌いだとしても
俺は愛している｣
｢っ……!｣
心臓が飛び出るんじゃ
無いと言うくらい、ドキリとした
思いがけない言葉に
Aは泣きそうな顔で頬を林檎の様に赤く染める
オペレーションゾディアック、
その開始直前に何とも言えないプロポーズを貰った
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黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» すまん、また誤字った(^_^;)教えてくれて有り難うねー (2017年3月28日 16時) (
レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - 13ページの果実は華実で､ジェレイドがレジェイドになってるよ〜;; (2017年3月28日 16時) (レス) id: 9cd36ae493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒神白堊 | 作成日時：2017年2月14日 9時
