未来への第一歩 ページ15
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一面真っ白、見渡しても氷ばかりで気温も-を下回る
これで北極の方がまだ暖かいと言われても
信じたく無いと、Aは思った
此所は南極
そう、等々神々の砲台を動かす時が来た
「さ、寒っ!」
キ「情けないぞ」
「て、て、て、天使と人間を比較しないの!」
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元々オアシスの所で育っているせいか
南極は頗る寒い
支給された寒極用のジャンパーを着ていても
その寒さは肌に突き刺さるのだ
元の世界では北海道に住んでいたとしても
やはり地球の南極と比べてはならないと思う
因みにキオンはジャンパーを着ているが
そこまで寒さに気にしていない様だった
くそう……天使が寒さに強いなんて!←
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「…魔族と人間が何か一緒にやってるって
凄い光景なんだろうな……」
改めて一度周りを見渡せば人間と魔族が
御互い協力しあって作業をしている
つい最近まで、いがみ合っていたと言うのに
これも全て弾とバローネのやって来た事が報われたに違いないだろう
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きっとこの何処かでルガインと
ユース達の話も行われているんだろうか
きっとこの何処かでクラッキーと
アンジュの話も行われているんだろうか
……きっと、バローネはこの戦いで消えたら
自分の墓を建ててくれ何て言ってるんだろうか
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「(最近、皆とあまり話して無いからなぁ…)」
結末の為に、少し、考えすぎなのか……
戻ってきたまゐともあまり口をきいてない
南極に来てからはキオンやヴィエルと話してばっかりだ
そのせいか、口数も減っている様な気がする
空を見上げながら、これから起きる事を
少し考えて内心溜め息を吐きつつ
口を開いた
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「__春風巡り 大人になった世界は
理不尽に曲がる 誰かの陰謀みたいに
膨らんで消えた 愛する人の涙は
誰も気付けなくて、黒くなる
狂い出していた
気付いたらもう 誰にも言えなくて
「嫌だ、嫌だよ。壊れるのは」
幸せの終わる世界が来る
「茜色、お願い。
これ以上、誰かの未来を壊さないで」
泣きながらまた、考える
笑顔に隠したまま
「赤目色、それが私なら
誰かの未来を 救えるかな」
不器用で、情けない
独りぼっちの作戦だ__♪」
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後少し、…私が居れるこの時間も
この世界が結末に向かうのも
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黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» すまん、また誤字った(^_^;)教えてくれて有り難うねー (2017年3月28日 16時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - 13ページの果実は華実で、ジェレイドがレジェイドになってるよ〜;; (2017年3月28日 16時) (レス) id: 9cd36ae493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2017年2月14日 9時