本丸では ページ26
「え…?」
思わず、持っていた筆を取り落としてしまった。
「長谷部、もいっかい言って」
「はい、Aが拐われ、倒れていた山姥切は重傷です」
「……まじか…」
俺は頭を掻いた。
そしてすぐに指示を出す。
「分かった。とりあえず手伝い札使っていいから山姥切を回復。俺は政府に問い合わせてみるわ」
「かしこまりました」
俺は即座にパソコンを起動して政府に連絡をする。
「あ、どうも、審神者の勇馬ってもんです。前に連絡した彼女についてなんすけど…」
元々彼女は初期刀の一人だったらしい。
けれど、歴史修正主義者の襲撃で奪われ、変わりに山姥切が入った
とのこと。
彼女が女型だと知った時、政府は驚愕していた。
そして近いうちに彼女の視察――もといメンテナンスに来るとも言っていた。
メンテナンスの事はAちゃんに伝えそびれていたけれど、拐われたのならば。
きっと、それは歴史修正主義者だろう。
「……っそ…ッ!」
危険性を知っていながら何もしなかった自分に腹が立って仕方がなかった。
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陰浦 - いつも見ています!まんばかっこいいですね〜。更新頑張ってくださいね! (2017年3月5日 7時) (レス) id: 15f125b34f (このIDを非表示/違反報告)
狐火@きつねうどん(プロフ) - 影星(白銀竜)さん» ありがとうございます。更新&返信、非常に遅れてすみませんっ!もうちょっとで完結なので、飽きない限り応援いただけたら嬉しいです! (2016年3月13日 23時) (レス) id: c8a407e76f (このIDを非表示/違反報告)
影星(白銀竜)(プロフ) - 続き凄く気になります!更新頑張ってください♪ (2016年1月8日 2時) (レス) id: 680da25cf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐火 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年7月31日 11時