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全員が揃うと、黒影組が新吉親分たちを囲むように立った。
新吉親分はチラリとこちらを見て、悲しそうな表情を浮かべた。
新吉「A…」
『なぁに、新吉親分』
新吉「……お前は後悔してないのか？」
『はっ！後悔なんてするわけがないよ。あたしは黒影組に自分から入ったんだ。』
半兵衛「A、こっちだ。あいつの傍に行くな。」
『ふふ、はいはい』
半兵衛のそばに戻ると、新吉親分は空を見上げた。
新吉「鼠小僧次郎吉、おめえの夢、しかとこの新吉が受け取るぜ」
官兵衛「ふっふっふ、何寝言言ってやがる」
半兵衛「戯けた夢、この半兵衛が斬り刻んでやるわ！」
官兵衛「以蔵、お前も覚悟はできているんだろうな？」
以蔵「…俺の覚悟はとっくに決まっている。」
官兵衛「よぉし、かかれー！！！」
そこから、現場は大混戦していた。
対峙していた相手がいなくなったと思えば部下が飛んできて、退ければまた敵がやってくる。
そうこうしていると、見知った着物の女子が現れた。
『お丸さん……！？』
お丸「A！あんたこんなところで何してるんだい！危ないから早く逃げな！？」
『……何であたしが逃げる必要が？まさか、あたしがここにいたら負けるとでも？』
新吉「お丸！！」
お丸「新吉親分！どういうことなんだい！？」
『チッ……影、言ってきて。』
影「…………かしこまりました。」
新吉「A、一体何があったんだ！今ならまだ戻れるぞ！？」
お丸「Aお願いだから、戻ってきておくれよ！話ならいくらでも聞いてやるよ？」
多分2人は、ほんの少しでも私を、友人と思ってくれたんだろう。
だが、私はそんなもの必要ない。
『……あたしはあんたたちに出会うずっと前から、黒影組にいた。』
お丸「なんだって、？」
『あたしの父さんは！鼠小僧の汚名を着せられて、あんたみたいな岡っ引きに殺されたの、！ずっと、ずっとずっと…父さんと母さんを奪った江戸の奴らが憎かった…！！』
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しなもんろーる(プロフ) - まるさん» お返事が遅くなりすみません😭コメントありがとうございます✨️沢山の素敵なお話がある中、この作品を見つけてくださったことに、素敵なご縁を感じます。黒影組のお話…考えてみます🤭♡ (9月7日 12時) (
レス) id: 029ee267be (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 今更ながら滝沢歌舞伎をふと思い出しこの作品に出会いました。ものすごく素敵で、涙が止まりませんでした。またしなもんろーるさんの黒影組のお話読みたいです！素敵なお話をありがとうございました。 (8月1日 2時) (レス) @page36 id: abe392a41c (このIDを非表示/違反報告)
しなもんろーる(プロフ) - 皐さん» コメントありがとうございます✨そう言ってくださって嬉しいです😭 (2022年11月2日 16時) (レス) id: 4f3fe70807 (このIDを非表示/違反報告)
しなもんろーる(プロフ) - 琉衣さん» コメントありがとうございます✨嬉しいです、ありがとうございます！😭 (2022年11月2日 16時) (レス) id: 4f3fe70807 (このIDを非表示/違反報告)
しなもんろーる(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます✨なかなか黒影組のお話がなかったので、自分で書いてしまいました…笑ようやく完結出来ました！応援ありがとうございます♪ (2022年11月2日 16時) (レス) id: 4f3fe70807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年4月21日 22時
