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放課後―――――――――
俺は、あてもなくただぶらぶらと歩きまわっていた。
こういう感情になるのは初めてだ。
大事な奴が居なくなるとこういう気持ちになるものなんだな…
ふと周りを見渡すと知らない町に来ていた。
カキーーン…
野球部か？
音がする。
近くに学校があるのか…
そんなことはどうでもいい、帰る道が分からなくなってしまった。
そんなことを考えながらぶらぶらと歩いていた。
ぽたっ
頬に雫が降ってきた
ん？
雨でも降ってきたか？
傘持ってないぞ・・・？
早く帰らないとまずいな・・・
.
.
.
.
.
鬼「ッ―――――――!?」
.
.
.
ぐちゃ…
.
鬼道の頬に舞い落ちた一つの雫は、雨なんかではなく
血
だったのだ。
あの時鬼道は上を向いていれば回避できたのかもしれなかったのだが、
時は遅し。
上から一人の人間が落ちてきていたのだった…
何の罪もない二人の人間が夕暮れの歩道で
ぐちゃり。
と、
混ざり合っていた……
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名：ゆずち | 作者ホームページ：http://sawa.tyabo.com/
