黒猫【wrwrd】 (ページ6)

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とここまでが先ほど黒猫を拾って帰ってきた脅威の話だ。

「いろいろ言いたいことはあるけどとりやえず・・・

その猫どうするつもりや。」

(傷ついた猫は現在医務室にて手当て中・・・)

「ちゃんと世話するからかってええやろ。な？」

目をキラキラさせながら、そんな事を言い出すゾム

「そもそも、その話が本当なら敵国の新手のスパイの可能性もあるやろう。

そんなリスクのあるもんなんでわざわざ買わなあかんねん。」

「アイツは大丈夫や。」

そう胸を張っていう。

お前のその自信は何処からくるんや。

「とりやえず、スパイにしろう何にせよ猫の手当終わってからでも遅ないやろう。」

「はあー。とりやえずもし人になるならそいつみてから決めればいいんやろう。」

「ほんま？

よかったわ～。トントンに反対されたら

どないしよう思っとたから。」

ゾムの後ろ姿を見て

どうせ何言っても聞かないつもりだったんだろうなと思うと

また一つため息が出た。