青鬼メンバーの日常っ！

友達 ページ4

〜卓郎視点ー

ひ「む…」

卓「どうしたんだよ？1週間も前に張り出された、中間テストの結果なんか見つめて…」

ひ「卓郎くん… 絶対分かっていて言ってますよね…」

卓「いやー、いつもポーカーフェイスのひろしがそんな顔してるのあんま見ねーからさー。まあ落ち込むなよ。十分凄いだろ、“学年2位”。」

ひ「…別に。」

…かなり落ち込んでるな。

まあ、その気持ちも分からなくもない。

今までトップを独走していたのに、急に転校生に負けたのだ。

俺だって、急に現れた転校生なんかにサッカー部のエースの座を奪われれば、かなり落ち込むだろう。

美「卓郎！おはよー！」

美香だ。最近美香は、凄い機嫌がいい。ひろしとは対照的に。

卓「おはよー。何でそんなに機嫌がいいんだ？」

美「今日早帰りでしょ？もみじちゃんとお昼食べる約束したの〜！卓郎もいこう！」

卓「俺はいいけど… そうだ、ひろしもどうだ？」

ひ「…」

美「ひろしどうしたの？ あ、もしかしてもみじちゃんに中間テスト負けて悔しかったの？」

ひ「…別に。今回は、私の努力不足です。私は、自分の個人的な感情で人を貶しません。」

美(その顔で言われても…)

ひ「お昼ですよね、私も行きます。特に用も有りませんし。」

卓「まあ、それならいいや。」

…それにしても、あのもみじがひろしと同じくらい、もしかしたらそれより頭が良いなんてびっくりである。

もみじは自分の思った事をすぐ口にしたり、宿題が多いと頭を抱えて唸ったりするような子で、学校の秀才というイメージはほぼない。

更に、彼女はフェンシングで全国大会優勝という、とてつもない記録を打ち立てている。

文武両道の天才は、努力で上まで登ってきたひろしには認められないだろう。

た「おーい！話は聞いたぞー！俺も一緒にお昼…」

ひ「好きにしてください」

つ、冷たい…

これは、めんどくさい事になりそうだ…

卓郎は、はぁー、と大きくため息を付いた。

ーーあとがきーー

今日、青鬼の小説作るに当たり、参考資料として(青鬼 ジェイルハウスの怪物)を買わせていただきました。

うん、面白い。

卓郎かっこいい。

そんで気づいたんですが、彼らって小5だったんですね…

私の中では中2程度に思っていました。

青い色素持つ哺乳類がいない事知ってる小5とは？(中1の作者の叫び

私なんて小5の時、ソードアートオンラインばっか読んでたのに…

というわけでさよーなら！次回もお楽しみに！

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