【黒バス】海常高校男子バスケットボール部、マネージャー兼諜報係だ。【男主】

第一〇四話 ページ9

最初のボールは海常。笠松さんがボールを持つが、すぐに黄瀬へ。

強さなんてどうでもいい。うちのエースは黄瀬なのだ。



　

いきなりのエース対決。勝ったのは青峰。
ドライブで切り込んだところを後ろからとられた。

そのまま桐皇ボールで点が入った。
スリーを入れれたのは桜井良。SGの一年。一年でスタメンの理由はクイックリリース。今も森山さんがついていけずにブロックできなかった。

どうやら何かするたびに謝るらしい。(昨日聞いた)





流れはこのまま桐皇に行くと思われたが、笠松さんが止める。自分はあんなに良い主将を見たことがない。断言しよう。


…が、そんなもの関係なく青峰は凄い。青峰が攻撃しているだけでこの盛り上がりよう。彼がボールを持つだけで点を入れられそうなこの感じ。中学と変わりなく凄いのがわかる。


黄瀬と青峰の対峙。青峰の速い切り返しにもついていく黄瀬。自分が危惧していたよりも、力の差はひらいていないようだ。黄瀬はこの後のフォームレスシュートを止めた。



湧き上がる会場に対して落ち着く自分。
このままのペースでいつまで黄瀬が青峰を止められるか＿＿否、出し抜けるか。

お相子さんでは勝てない。




　





　
結局第一Qは海常の六点リードで終わった。
だが安心できない。青峰は尻上がりに調子を上げてくる選手だ。どうにかして青峰の動きを牽制せねば。




「内容はよかったです。ただ、気付いているとは思いますが、相手諜報員に攻撃パターンが読まれています。これからもさっきの笠松さんのような、正確な対応があるでしょう。もちろん気合でなんとかいけるとは言いませんし、思わないでください。…早川。自分からは臨機応変に、とだけしか言えません」
「分かった…よし!いい感じだ。このままのペースで行くぞ!!」


超攻撃型のチームとの対戦。見ている限り、体力はまだ大丈夫そうだ。

…そして黄瀬。



「どうだ黄瀬…できそうか?」

「まだ正直分かんねぇっす…」

「…そうか。…どこか痛めたなら早く言えよ。遅くなったら取り返しがつかないからな」




ふむ。要検討、か…

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