第一一一話 ページ16
夜に着いた海常高校。
バスの中では発言する者はなく、まるでお通夜のような雰囲気が漂っていた。
まぁ当たり前か…
全員が満を持して挑んだIH。
多分、去年だったら優勝を取っていたぐらいのレベル。
それでも、キセキの世代には勝てないという事実。
何度目かのため息が出る。
ここでいったん解散となるが、自分は資料をあの部屋に戻さなくてはいけない。
と、その前に…
「なんだ、黄瀬」
「あの、言いたいことが…」
バス降りた後からずっと話しかけたそうな雰囲気醸し出していたからな。
謝ろうってんならぶん殴ってもいいんだが…
「今回、青峰っちと渡り合えたのは向井先輩のおかげです。その…ありがとうございました」
ほう…
「本当に感謝してるんス。十分先輩にはお世話になったんスけど…もひとつお願いしてもいいっすか?」
「…聞いてやろう」
「キセキの世代のプレーの特徴…細かいのでも何でもいい…全部書き出してくれないっスか?」
「俺は、ウィンターカップで…キセキの世代の模倣をやりたい…!!!」
「次は絶対負けたくないッッ!!!!!!」
「分かった」
涙ながらに声を張り上げる姿に、不覚にも涙が出そうだった。
何か重なる部分があって、鳥肌がたった。
平然と声を出すのに苦労した。
「ありがとうございますッ!!」
「ただ条件をつけよう」
「はい」
「今後、お前の練習は自分が管理する。その意気込みは怪我に繋がりかねん」
怪我をしたら元も子もない…
「いいな」
「もちろんッス。それで、勝てる力が手に入るのなら…!!」
はぁ…やることが増えそうだ。
けど、溜め息は出ない。口角があがってしまう。
「キセキの模倣だ。…厳しくやるぞ」
「受けて立つところッスよ〜!!」
___________________________________________________________________
こんにちは、黒岩。です。
最近読み返したのですが、書き方も向井君の性格も違くて自分でも驚いています…
こう…彼、落ち着きましたよね??
作者が中二病だったのかな??
と、まぁ!!向井君も成長しているのです!!←
これからオリジナルが続くと思われます。
お付き合いのほど、よろしくお願いします。
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千椛(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！続きが気になります♪ (2022年2月22日 17時) (
レス) @page19 id: 5a2d0a48cd (このIDを非表示/違反報告)
黒岩。(プロフ) - 綾羅さん» ありがとうございます!更新できず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。これからも長期休業中の更新しか可能ではないと思います。年に数回の更新になると思いますが、長いお付き合いの程よろしくお願いいたします。 (2016年8月1日 3時) (レス) id: d27e53aaec (このIDを非表示/違反報告)
綾羅(プロフ) - とても面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2016年7月19日 16時) (レス) id: a72ae32185 (このIDを非表示/違反報告)
黒岩。(プロフ) - しんぶんやさん» ありがとうございます!!励みになります!これからもこの作品をよろしくお願いします!! (2016年4月19日 17時) (レス) id: d27e53aaec (このIDを非表示/違反報告)
しんぶんや - 更新楽しみにしてます！頑張って下さい！！ (2016年3月28日 18時) (レス) id: a0ea8290d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒岩。 | 作者ホームページ：
作成日時：2015年12月31日 10時
