【HQ】 烏野の王子様は○○○○症 【男主】

○○○○症３ ページ3

『失礼しまーす、入部希望のAです。』









　「チンタラしてたらまた三年間棒に振るぞ。」




　「おい、どーしてそんなこと言うんだ影山。」
　



　「俺だって精一杯・・・やったけど。」




　お取込み中かな？





　あのオレンジ頭の子、廊下で会ったやつだ。





　「でも、いままでの全部無駄だったみたいに言うな！」





　『あのー、お取込み中失礼しまーす。』





　「あ゛ぁ゛ん？誰だてめぇ。」




　坊主の先輩？っぽい人がめっちゃにらんでくる。





　「その顔やめろ田中。君、入部希望の子？」




　 左目の下にほくろがある先輩が質問してくる。





　『はい、Aです。よろしくお願いします。』




　ぺこりとお辞儀をする何事も最初が肝心だからね。







　「勝負しろよ！俺と！！」



　あっちの方はなんか盛り上がってるようだ。




　「おぉい！大地さんの話の途中だろうが！」



　ごもっともです、田中先輩。




　「何の勝負だ。」




　「バレーの！決まってんだろ。」





　「一対一でどうやって勝負するんだ。」






　「ぐっ、ぱっパスとか。」





　『パスに勝ち負けはないと思いまーす。馬鹿なの？』




　「聞けやゴラァ！」



　「あとAも一言多い。」




　『アッすみませーん。』







　「騒がしいなバレー部。」




　
　「ゲッ教頭！」




　「先生！(ぼそっ。」




　「先生。」





　ナイスフォロー。





　「喧嘩じゃないだろうね。」




　「まさかっ、切磋琢磨ってやつですよ。なっ。」




　「何かっつーと問題行動にしたがる教頭だからおとなしｋ「サーブ、打てよ全部取ってやる。」




　
　「こらぁ！」




　「お前のサーブ、去年一本しか取れなかったからな。(その一本も顔面だけど)」




　「俺だっていろんな人たちと練習してきたんだからな。」





　「もう去年までの俺と違う。」





　「去年までとは違う・・・・か。」





　
　「俺だって去年とは違うぞ。」





　「こらこら君たち、勝手なことはやめなさいね。」




　
　『そーだぜ、やめろって。』




　「あれは一年生かね？」




　



　そして始まったサーブ対決

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