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其の四【過去編】 ページ5

貴方side



私は探偵社に来るまでは普通の家庭の一人っ子として暮らしていた。



でもある日、私と私の家族はとある理由で私に異能力がある事をしった。



私の家族の中で異能力をもっていたのは私だけで・・・



それまで優しかった両親は私の異能力を知った途端、態度を変えた。



母「ウチは『普通の子』しか要らないの!貴方みたいな化け物、私の子じゃないわ!」



父「数ある異能力の中でもお前は特に気味が悪い!今すぐこの家から出て行け!」



家を追い出された私は幼馴染の友達を頼った。



しかし・・・



友「お前の両親から聞いた。お前、異能力者なんだろ?そんな気味が悪い奴なんて
視界にも入ってほしくない!消えろ!ゴミが!」



私は途方にくれた。



家族にも見放され、人見知りが激しい私の唯一の友達だって私の異能を
気味悪がった。



それから私は異能力が制御できずに何度も見知らぬ人達に異能力をかけ、
人々を苦しめた。



殴られて蹴られて暴言を吐かれて気味悪がられて見放なされて・・・



ひどい時は石だって刃物だって、時には火のついた鉄の棒だって投げられた。



だんだん冷静さを失った私の異能力はついに暴走してしまった。



私の異能力は暴走するとあらゆる人やものをこの世から消し去ってしまう。



私の意志とは関係なしに。



もう・・・私の居場所なんてない。



「化け物!」



「気味が悪い!」



「こっちに来るな!」



「汚れてしまうだろ!」



『お前は、人間じゃない。』



貴「っう・・・あぁっ・・」



私は自分でもわけが分からなくなるほど泣いた。



泣き叫んだ。



それから数日後、ある人に声をかけられた。



男1「君、可愛いね。僕達と遊ばない?」



男2「めっちゃ美人じゃん!俺らといこーよ!」



私は腕を掴まれた。



貴「いやっ・・・!離してください・・・!!」



男2「そんな事いわずにさぁ」



貴「っや!いやっ・・・!!」



「この辺にしてろ、若造達。」



そして私は、福沢社長に助けられた。

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設定タグ:可愛い新人 , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:クロエ | 作成日時:2017年5月13日 12時

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