其の三 ページ4
太「グハッ・・・」
貴「!?!?」
何かに吹き飛ばされたのは分かった、それに加えてその何か。の
正体もすぐに分かった。
国「新人に何しているんだ!この大莫迦者が!」
正体はやはり国木田君だった。
太「痛いな?国木田君。それにほら、Aちゃんが怖がっているじゃないか。」
国「それは貴様の馴れなれしさ故の事だろうな。」
太「何言ってるの。当然、国木田君のそのおっかない顔が怖くt((」
私が全部言うより先に国木田君の肘が私の鳩尾をついてきた。
太「分かったよ、悪かったってばw」
国「とても反省しているようには見えんが?」
太「反省しているよ、とてもね。」
乱「ねぇねぇAちゃんが困ってるじゃん。ほんっと二人ともいい加減にしてよね〜?」
乱歩さんの一言で私達の口喧嘩は終止符を打った。
太「それで・・・Aちゃんの事について少し話してほしいな?」
敦「そうですよね。満原さん前職とかは何されてたんですか?」
貴「え?」
あからさまに彼女は「言いたくない」とでも言うかの様な顔をした。
貴「・・・探偵社に来る前は」
彼女はそこから先の言葉がつまったかの様に口にしようとはしない。
敦「あぁ!ごめんなさい!別に困らせるつもりは・・・!えぇっ〜と・・・」
彼女の態度に気がついたのか敦君はいきなり焦りだし別の話題を引き出そうとした。
貴「あ、いえ良いんですよ。私からも話さないといけない事ですし・・・」
敦「でも・・・」
私は気がつけば彼女の肩に手を置いていた
太「無理に話す必要はないのだよ?ただ君が話すというのなら私達は聞いてあげるから」
貴「え?あ、その・・・」
私の手が気になったのか彼女は自分の肩に目をやりながら何も言えずにいた
太「ッ!すまない・・・悪気はなかったんだがね・・・?」
私は咄嗟に手を離し、動揺を隠せずにいた。
貴「いえっ・・・!いいんです、それで私がここに来る前のお話ですが・・・」
そう言うと彼女はゆっくり口をひらいた。
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作者名:クロエ | 作成日時:2017年5月13日 12時