ここにいる【ONE PIECE】part4

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side貴方








鼻をすする音が聞こえる。


嗚咽の音が聞こえる。




泣いてるの？



その涙の意味は、何？



どうして______ぎゅって、抱きしめてくれてるの？









「A…っ、AA……ｯ!!!」



「エース……」



「_____ｯ!!ようやく会えた…っ会いたかった…！勝手にいなくなってんじゃねぇよ馬鹿っ!!!」









更に強く腕に力がこもる。



痛みなんてなかった。




エース、どうして…？


私あんなに無責任に、傷付いている貴方達を置いて居なくなったんだよ？





それなのにまだ、会いたいと思ってくれてたの？








「俺はお前が必要なんだよ！お前が居てくれたら、俺は…っ!!」







__________どうして、そんなに嬉しい言葉を言ってくれるの…？









「………エース、ごめ「謝罪なんて要らねェ」…」








ふ、と力が緩まり、背中に回っていた腕は両頬へと伸びる。


視線が交わると涙を溜めた瞳が嬉しそうに、けど少し怒りを滲ませながら揺れた。



そしてそのまま___________.....









「________っん!?」



「____こっちで反省しろ。寂しい思いさせた罰だバーカ」



「っんん…！ふ、ぁ…ｯエー、ス…ッ」



「ん……っ」









噛み付くように唇が重ねられ、息継ぎの暇も与えない程に貪られた。



深く絡みつく彼の舌。



逃さないというように腰と頭の後ろに回った手。






身を引こうと後ろに倒れかければ彼も同じように倒れてきて背中がしなるだけ。



昔とは段違いに違う彼の力と身体に、私は抵抗の術がなかった。









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