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なんか番外編作りたくなった← ページ16

部屋に閉じ込められていない話
(太宰がポートマフィアから離反する前。)
甘め注意。(とか言ってならない甘い話。)
この話は甘い話は無いかな←



敵組織の壊滅。と云う命令を課せられた太宰治は見事命令をこなした。だが、それは完全なる勝ちとは行かなかったのだ。
「う……」
白く長い耳を頭から垂らし、しょんぼりとしているのがAである。敵異能者によって攻撃を受けたAは中途半端な兎となっていた。
途中でその異能者が死んだので、完全な動物とはならかった。しかしその一方で通常死んだら異能が解除されるはずのものが残っている事態に酷く項垂れる。完全なる勝利を手にしないと気が済まない、頭の硬い上司である太宰を思い浮かべては体を震わしていた。

「Aちゃん撤退するよ。」

ノイズ混じりの雑な一方通行の無線機から、感情が見えない、まるで泥沼にハマった様な感覚さえさせる声にゾクリと背中から嫌な汗が一滴滴り落ちた。頭から耳が垂れ下がっているだけかと思われたが、どうやら『兎』の特徴も真似されているらしくよく聞こえ、視界が何時もより広く周りが見渡せる。

「……Aちゃん? 早くしてくれないかな。
それとも私に見せたくはない失敗を犯したのかな? 」

一方通行な無線機は絶えず痛いところを突いてくる。その度に胸を何かで貫かれるような鋭い痛みと、言い表せない腹痛が襲った。
兎はよく、ストレスに弱いと書かれているのを目にするがここまでとは思わない。

「ふふ、可愛い耳が生えてるね。
その耳なぁに? 」
「敵異能者によって……兎に……。」

無線機から聞こえる声と、背後から聞こえる声
その両方に戸惑いと焦り恐怖を覚えながら答えていく。
失敗には容赦しない太宰はAがよく見ていた。彼の同じく部下である芥川がいい例だ。

「私の作戦が悪かったのかな? 」
「……違いますッ」

背後から回り込むように、正面に顔が見れる位置についた太宰は「なら、誰の失敗かなぁ。」などと漏らし、冷ややかな笑みを浮かべている。

「……私の爪の甘さで……ございます。」

震える声を振り絞り、その視線を耐えていた。

続き(甘め度1)←→←▽



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新那@pixiv小説参戦予定(プロフ) - サラサエビさん» ありがとうございます泣サラサエビ様そう仰って下さると嬉しいです、これからも楽しみにしてくださいね( ´ω` )/ (2017年7月2日 21時) (レス) id: b29d04a7cb (このIDを非表示/違反報告)
サラサエビ - 太宰さんとヤンデレ…最高の組み合わせです!大好きです!これからも楽しみにしていますね(^-^) (2017年6月22日 23時) (レス) id: daadec8c31 (このIDを非表示/違反報告)
新那(プロフ) - 楪風香さん» 楪風香様評価ありがとうございます!本当ですね!!嬉しくて言葉が出てきません……楪風香様の作品読ませて頂いてます何時も通知が来る度に楽しみにしています!!まさか、コメント下さるとは夢にも思いませんでした(><)コメントありがとうございました (2017年6月21日 22時) (レス) id: b29d04a7cb (このIDを非表示/違反報告)
楪風香(プロフ) - 101票目をポチッとな!面白いです!殿堂入りおめでとうです(o^―^o)ニコ (2017年6月21日 21時) (レス) id: 86c9c0f128 (このIDを非表示/違反報告)
新那(プロフ) - すたさん» バレた(/ω\*)、ありがとうございます!そう言ってくださると嬉しいです (2017年6月20日 0時) (レス) id: b29d04a7cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:新那 | 作成日時:2017年6月12日 20時

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