甘やかしてよ、テヒョンくん

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チユが首を左右に振って、何かを探している。






CY「いた！！」









途端に廊下を走り出す。






どうしたあいつ…？








CY「キム先輩！！」






チユが廊下の奥にいたテヒョンに駆け寄る。








CY「一緒にご飯どうですか！？」





え、と固まる。







テヒョンがどんな返事をしたのかは聞き取れなかった。



でも、チユに引っ張られてくるところを見ると…









テヒョンの横には、肌がぷりぷりした黒髪青年が立っている。








今日、こっちの階段を使ったのはテヒョンを捕まえるためか。





マジで狙ってんのかな。

でも既婚者だよ？そこら辺 理解あるよね？









CY「あっ、キム先輩 指輪してる！」






チユが驚いた声を出す。








CY「…何か見たことあるような。」









私はさっと手を後ろにして、指輪を外す。







何でテヒョン指輪してんねん…









JM「テヒョンの奥さんってどんな人なの？」






ぷりぷり青年がテヒョンを見上げる。









なんて答えるんだ…？






ドキドキしていると、テヒョンが笑った。









TH「変態。」







私は飲んでいた水を吹いた。









TH「あーらAさん汚いぞ〜」






『…はっは…すみませんねぇ…』








やっぱり意地悪だ…








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