彼らの恋愛話 (ページ5)

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色々な方法【H9H6中心の鷹】ページ5

柳田「なぁ、健太

ストレスが軽減する方法って知っとる？？」

今宮「…は？なに、急に」

突然何を言い出したかと思えば何だそれ。
今宮はポカンと口を開けて、呆然と柳田を見つめた。

柳田「やから、ストレスを軽減させる方法知っとる？」

今宮「え…？

…か、カラオケ…とか？」

柳田「んーん」

今宮「じゃあ…泣くとか？あとは湯船に浸かったり…」

柳田「違う」

ギータは首振るだけで、一向に答えを教える素振りを見せない。
いきなり話吹っかけられても困るんだけど。。。
そんな柳田に対し今宮は腹が立った様子で、ぷくっと頬を膨らませた。

今宮「…答え教えて」

柳田「んー？分からんのか？しゃーないの～笑

正解は…」

今宮「うん」

不機嫌そうに腕組みをして首を傾げる今宮を、柳田は包み込むようにして抱き締めた。

今宮「…」

一瞬にして辺りは柳田の匂いに包まれ、今宮の思考回路はほぼ停止しかけ。
そんな姿を遠くの方から眺めていた川島と松田はほげーっとした顔で見つめていた。

松田「TPOって言葉知らへんのかな」

川島「よくもまぁあんな堂々と出来るよなぁ、こんな大勢居る中で…」

内川「何感心しとんねん…」

内川は呆れたように横目で川島を見つめ、それからクスッと小さく笑った。

上林「？お二人共何見てるんですか？」

中村「どうせまた健太たちが何か…」

他のチームメイトも突っ立っている2人に気付き、視線の先へと顔を向けた。
毎日のように見る光景に余程呆れてきたのだろう。皆反応が冷めている。

明石「はへー、またイチャイチャしてる…」

千賀「…熱々…」

甲斐「絶対今宮さん嫌がってるだろーな…」笑

甲斐の言葉通り、今宮は状況を飲み込めたものの不機嫌を通り越していた。
若干耳元が赤いが、顔つきはムスッとしている。

今宮「…ねぇ、ギータ」

柳田「何じゃ？」

今宮「まさかこれが答えなんて言わないよね？」

柳田「？これが答えじゃけど？」

今宮「っ…！」

柳田「どーじゃ？ストレス軽減される感じあるか？」

今宮「まっっっ……ったくもってない！！！」

柳田「顔真っ赤じゃけど」

今宮「！！？///

うっ、うるさい！！！ギータのばかっ、！！////」

こんなことされるなんて聞いてねーし！
べしべし叩いたり、力いっぱい柳田を両手で押す。
何度も腕の中でもがいてみるも、結局力の差によって抑えつけられてしまう。

早く離れろよギータ…！
みんな見てるし何より恥ずかしい…！！！