【黒バス】キセキ?……あぁ、俺を裏切った奴等?【男主】part2

第55話 ページ9

俺は桃井とのうやむやはとりあえず保留として、旅館の中を歩きまわっていた。

すると途中で、自動販売機を見つけた。

喉渇いたし、なんか買うか。そう思って財布から150円出そうとした。

ﾁｬﾘﾝ

あ。

床に落ちて転がっていってしまった…

もー、最悪。本当なんなんだ。

拾いに行き、落ちた100円玉を拾おうとしたとき。

?「……((ｽｯ」

誰かが拾ってくれた

貴「…すんません、ありがとうございます…って……」

?「久しぶりだな、A」

貴「……緑間……」

俺は、差し出された100円玉を半ば奪い取るようにして自動販売機に入れた。

そして適当に烏龍茶を買い、緑間は無視して他所へ行こうとしたとき。

緑「…待て、A」

…何だようるせぇな…

貴「何だよ」

緑「左脇腹を見せろ」

……………は?

貴「…何言ってんの?」

緑「左脇腹が嫌なら背中を見せろ」

……左脇腹と背中って…そういうことね

貴「やーだよ。いくらお前でも、みたら倒れるぜ?」

緑「……やはり、其処なのだな。
………………高尾に、刺された傷は」

貴「…うん、そうだよ。もういい?
………あ、この事絶対誰にも言わないでね。…もし言ったら…分かるよね」

緑「分かっているのだよ」

………やっぱキセキで一番物わかりがいいのはこいつだよな……

少し歩くと、後ろから声が聞こえた

?「………Aっち…?」

…よりによって何でこいつがくるんだよ…

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